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二子玉川ライズに、イッツコムの4K対応スタジオ兼ホールが4月24日オープン

 東京急行電鉄(東急電鉄)とイッツ・コミュニケーションズは、今年グランドオープンする「二子玉川ライズ」内に、4K映像対応のカメラやプロジェクタ、放送設備を持つ貸しスタジオ兼多目的ホール「iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ」を、4月24日にオープンする。

iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズの完成イメージ

 二子玉川駅から徒歩約3分の距離にあり、広さは約440m2(ホール部分)。全5台のカメラ、編集システム、副調整室など本格的な放送設備を持ち、公開イベントの生中継や番組収録に利用可能。ソニーのスーパー35mm CMOSセンサー搭載CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」や、コントラスト比1万:1で輝度5,000ルーメンのJVC製D-ILA 4Kプロジェクタ「DLA-SH7NL」などを用意する。音楽ライブや展示会、新商品発表会などの多目的ホールとしての機能も持ち、収容予定人数は、スクール形式の場合約240名、シアター形式では約340名。

 4K対応プロジェクタによる大画面投写のほか、施設内で開催するイベントを4Kカメラで撮影し、その場で大画面に映すことも可能。正面外壁には200型を超える大型デジタルサイネージを設置しており、二子玉川ライズ内のデジタルサイネージとも連携できる。そのほか、施設内にある8×4.7m(幅×高さ)の開閉式大開口部を開放して中央広場と一体利用することで、映像を活用した大規模イベントも開催できるという。

イベント風景の収録も可能
4Kカメラ「PMW-F55」
D-ILA 4Kプロジェクタ「DLA-SH7NL」

 イッツコムは、総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」における4K/8K放送ロードマップに合わせ、'14年からIPリニア放送による4K試験放送を開始している。「今後も4K活用の機運の高まりに合わせた検討や検証、環境整備に取り組む」としている。

多目的ホールとして利用できる

【主な機材や施設】

  • XDCAM HD422カムコーダ「PDW-850」
  • CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」
  • 音声ミキサー「DM1000VCM」
  • スイッチャー「MVS-3000A」
  • D-ILA 4Kプロジェクタ「DLA-SH7NL」
  • その他施設
    大道具室(117m2)、副調整室(53m2)、運営事務室(29m2)ほか

(中林暁)