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二子玉川ライズに、イッツコムの4K対応スタジオ兼ホールが4月24日オープン
(2015/3/6 19:01)
東京急行電鉄(東急電鉄)とイッツ・コミュニケーションズは、今年グランドオープンする「二子玉川ライズ」内に、4K映像対応のカメラやプロジェクタ、放送設備を持つ貸しスタジオ兼多目的ホール「iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ」を、4月24日にオープンする。
二子玉川駅から徒歩約3分の距離にあり、広さは約440m2(ホール部分)。全5台のカメラ、編集システム、副調整室など本格的な放送設備を持ち、公開イベントの生中継や番組収録に利用可能。ソニーのスーパー35mm CMOSセンサー搭載CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」や、コントラスト比1万:1で輝度5,000ルーメンのJVC製D-ILA 4Kプロジェクタ「DLA-SH7NL」などを用意する。音楽ライブや展示会、新商品発表会などの多目的ホールとしての機能も持ち、収容予定人数は、スクール形式の場合約240名、シアター形式では約340名。
4K対応プロジェクタによる大画面投写のほか、施設内で開催するイベントを4Kカメラで撮影し、その場で大画面に映すことも可能。正面外壁には200型を超える大型デジタルサイネージを設置しており、二子玉川ライズ内のデジタルサイネージとも連携できる。そのほか、施設内にある8×4.7m(幅×高さ)の開閉式大開口部を開放して中央広場と一体利用することで、映像を活用した大規模イベントも開催できるという。
イッツコムは、総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」における4K/8K放送ロードマップに合わせ、'14年からIPリニア放送による4K試験放送を開始している。「今後も4K活用の機運の高まりに合わせた検討や検証、環境整備に取り組む」としている。
【主な機材や施設】
- XDCAM HD422カムコーダ「PDW-850」
- CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」
- 音声ミキサー「DM1000VCM」
- スイッチャー「MVS-3000A」
- D-ILA 4Kプロジェクタ「DLA-SH7NL」
- その他施設
大道具室(117m2)、副調整室(53m2)、運営事務室(29m2)ほか