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録音音声からキーワード入力で頭出しできるiOSボイスレコーダ
写真からキャラ作成のAndroidアプリも
(2015/3/26 14:12)
カシオ計算機は、録音した音声から聞きたい部分を文字入力で探せるiOS向けアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」と、顔写真からキャラクター画像を自動作成できるiOS/Android向けアプリ「撮ってキャラスタジオ」を開発した。iOS向け「ボイスレコーダー」は3月26日公開で500円(4月30日までは300円)。「撮ってキャラスタジオ」はAndroid向けが26日公開、iOS向けが4月の予定。無料アプリだが、アプリ内課金が用意される。
キーワード頭出し ボイスレコーダー
音声を録音するボイスレコーダーアプリだが、独自の「音声キーワード検索技術」を備え、キーワードを入力して、合致する部分から頭出し再生できるのが特徴。例えば、録音した講義や会議の音声から、「新しいアプリ」について話している部分を聞きたいという際には、検索窓に「あたらしいアプリ」と入力すると、そのように発言されている部分の候補を一覧表示。そこから再生できる。反復学習や議事録作成などに活用できるとする。
ただし、声の特徴や録音環境によっては、キーワードを発見できない場合や、似た音響的特徴を持つ箇所が誤って検出される場合があるという。
キーワード検索に加え、音声の無い部分を除いて再生時間を短縮する「無音スキップ」、2倍速や3倍速の早聞きができる「倍速再生」、講義や会議の雑音を和らげて聞きやすくする「ノイズキャンセル」、指定した秒数を飛ばして再生する「指定秒数スキップ」、録音/再生時にマーク・メモ・写真を貼り付けられる「タグ付け」、他のアプリで録音したデータを取り込む機能も備えている。
録音品質は通常(IM-ADPCM/16kHz)、高品位(リニアPCM/48kHz)から選択可能。iPhone 6 Plus/6/5s/5c/5/4S、第5世代iPod touchに対応。倍速再生にはiOS 7.1以降が必要。
撮ってキャラスタジオ
1枚の顔写真からキャラクターのイラストを自動作成できるアプリ。写真から輪郭や目、鼻などのパーツを抽出し、大きさや位置のバランスを認識する事で、顔の雰囲気をとらえたキャラクターが自動作成できるという。
変換だけでなく、様々なポーズをとらせたり、セリフを合成するなど、21パターンの画像を一度の変換で生成できる。ただし、この中から3パターンは無料でPNG形式で保存できるが、すべての画像を保存するのは有料(Android 108円/iOS 100円)が必要。3月26日から4月30日の期間限定で、無料保存できる画像が6パターンに拡大される。
保存した画像はSNSやプロフィール画像に設定、LINEのスタンプ代わりにするといった使い方ができる。
キャラの髪型やメガネの変更、合成されたセリフの変更・削除も可能。自動変換で選ばれたものも含め、髪型は全15種類、メガネは全12種類、セリフは全40種類を用意する。また、2013年10月に発売された、スタンプ作成機「ポムリエ」と連携。アプリで作成したキャラクター画像を「ポムリエ」に送り、リアルなスタンプを作ることもできる。
アプリの対応OSは、Android 4.0以降(5は現在未対応)、iOS 7.0以降(iPhone 6 Plus/6/5s/5c/5)。