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ELAC、スマホからBluetoothで簡単設定できるサブウーファ

座ったまま音場補正。出力600Wの「SUB2070」など2機種

 ユキムは、独ELACのサブウーファ新モデルとして、iPhoneやAndroidスマートフォンなどから音場補正などの設定ができる2モデルを4月3日に発売する。価格は、最大出力500Wの「SUB2050」が22万円、同600Wの「SUB2070」が28万円。

SUB2070

 ホームシアターや2.1chシステムなどでの利用を想定した密閉型のアクティブサブウーファ。両機種共通の特徴は、無料の専用アプリ「ELAC SUB CONTROL」を用いて、iPhone/iPadやAndroid端末からBluetooth経由で音質設定が可能な点。視聴ポジションに座ってスマホなどの画面を見ながらセッティングが行なえる。

SUB2050

 iPhoneなどのマイクを使って、サブウーファから発するテスト音声信号をとらえることで、設置した部屋の周波数特性や音の反射量などを測定。アプリのデータ補正によりサブウーファを自動調整する。低域(20~160Hz)を、16バンドの細かい帯域幅でセッティングできる。

 音質モードは、Normal、Music、Cinema、Nightの4種類を用意。パラメトリックイコライザーや、ローパスフィルタも利用可能。電源のオートオン/オフ設定もアプリで設定できる。アプリからの設定は、Bluetooth Standard 4.0対応端末が必要で、Android端末の場合は、Android 4.3以降に対応する。

アプリ「ELAC SUB CONTROL」の画面
ローパスフィルタ設定
ボリューム調整
イコライザ

 SUB2070は、250mmのASコーンウーファユニットを上下に2基搭載備えたしたプッシュプル構成。最大出力600WのクラスDアンプを搭載する。周波数特性は18~180Hz、カットオフ周波数上限は40~50Hz。外形寸法は360×385×475mm(幅×奥行き×高さ)、重量は32kg。

 SUB2050は、コンパクトモデルながらELACのサブウーファで最大となる30cmウーファユニット+500W クラスDアンプを搭載している。周波数特性は19~180Hz、カットオフ周波数上限は40~50Hz。外形寸法は380×380×440mm(幅×奥行き×高さ)、重量は22kg。

 音声入力はアナログRCAを装備するほか、スピーカーケーブルでダイレクトにセンターとL/Rスピーカーに接続することも可能。ディスプレイやスイッチ類などを省いて、低コスト化を図っている。

SUB2070の内部構造と背面

iPod touchのプレゼントキャンペーンも

 ユキムは、「SUB2050」と「SUB2070」の発売を記念し、専用アプリが使えるiPod touchのプレゼントキャンペーンを実施する。期間は4月1日~6月30日で、期間中にいずれかを購入すると、もれなくiPod touchの16GBモデルが当たる。

(中林暁)