'15年3月の販売用BDはDVDを上回る84億円。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は12日、2015年3月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比92.4%の215億4,200万円でマイナスとなった。売上本数も前年割れとなる同85.5%の634万2,000枚。

　2015年3月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比103.7%の87億2,500万円で、数量は同102.4%の155万7,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は40.5%で、数量の構成比は24.5%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比103.7%の84億3,000万円、数量は同102.5%の143万2,000枚。レンタル店用は売上額が同100.6%の2億8,300万円、数量が同98.9%の12万2,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比86%の128億1,700万円で、数量は同81.5%の478万5,000枚。'14年で最も高い実績だった前年同月と比べて落ち込んだ。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比82.9%の79億8,400万円、数量は同71.6%の255万4,000枚。レンタル店用は売上額が同90.6%の46億7,200万円、数量は同96.3%の218万6,000枚。

　BD/DVDビデオソフト全体の販売用の売上金額は164億1,400万円で「高い実績」(JVA)としているが、前年同月比では92.4%と割り込んだ。DVDの販売用は79億8,400万円で前年同比82.9%だった一方、BDの販売用が84億3,000万円で同103.7%と伸長した。販売用BDとDVDの割合は51.4:48.6で、BDが上回っている。

　2015年3月度の新作BDビデオは、販売用が前年同月比100.6%の316タイトル、レンタルは同47.1%の16タイトル。新作DVDは販売用が同91.2%の536タイトル、レンタルは同75.6%の484タイトルとなっている。