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世界のマイク名機をモデリングしたiPhoneアプリ「Mic Room」。DAW出力対応
(2015/6/18 18:10)
伊IK Multimediaは、録音スタジオなどで使われているマイクをモデリングしたiOS用アプリ「Mic Room」を、18日からApp Storeで発売した。各マイクのキャラクターを再現し、GarageBandなどに出力できるもので、価格は960円。無料版(Mic Room Free)も用意する。対応機種は、iOS 7.0以降を搭載したiPhone/iPad/iPod touch。
プロの録音スタジオで使用されているコンデンサーマイクや、ダイナミックマイク、リボンマイクなどの実機をベースにモデリングし、マイクモデルとしてアプリ内に用意。iOS端末の内蔵マイクや外付けマイクなどの入力音を、プロ用マイクを使ったような音に変換できる。ボリュームノブやレベルメーター、バイパススイッチを備える。
入力音声はアナログ/デジタルの両方に対応。iPhoneやiPadの内蔵マイクや、iOS端末用のリモコンマイク付きイヤフォン(Apple EarPods with Remote and Mic)のほか、同社のLightning端子用外付けマイク「iRig Mic Field」(別売)などが使用できる。iOS 7のInter-App Audio機能や、別売のiOS用アプリ「Audiobus」に対応。Mic Roomを通した音声を、Appleの「GarageBand」やスタインバーグの「Cubasis」といったiOS用アプリで録音することができる。
用意されるマイクモデルは全20種類で、コンデンサー型「Condenser 87」やリボン型「Ribbon 121」、ダイナミック型「Dynamic 58」など。有償版には計9種類、無料版には計2種類のマイクモデルを収録するが、どちらもそのうち1モデルはユーザー登録を行なうことでアンロックされ、利用可能になる。アプリ内課金で他のマイクモデルを追加購入することも可能で、単品は240円。9種類のマイクモデルがセットの「Mic Pack 2」は1,200円。同社のiRig製品のシリアル番号を登録すると「Vintage Dynamic 20」と「Velo 8」の限定マイクモデルが利用できる。