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Cayin、DSDネイティブ/旭化成DAC/バランス出力対応で59,700円のハイレゾプレーヤー

 コペックジャパンは、Cayin(カイン)製のハイレゾオーディオプレーヤー「N5」を9月18日に発売する。DSDのネイティブ再生が可能で、microSDカードスロットを2基搭載。価格は59,700円。e☆イヤホン、 フジヤエービック、 ヨドバシカメラなどで販売する。

Cayinのハイレゾオーディオプレーヤー「N5」

 内蔵メモリは非搭載。ストレージとして、128GBまでのカードが利用できるmicroSDXCカードスロットを2基搭載。最大で256GBまでストレージを拡張できる。

筐体には航空機グレードのCNCアルミ削り出しで使用。背面にはカーボンファイバーを使っている

 DACには旭化成エレクトロニクス製「AK4490EQ」を採用。DSD128(5.6MHz)までのネイティブ再生ができるほか、PCMは192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/ALAC(Apple Lossless)に対応。APE(192kHz/24bit Fast/Normal)、WMA(96kHz/24bit)、AAC/OGG/MP3などの再生にも対応する。

 2基のクリスタルオシレータを備え、クロストークやジッタを低減。「より正確な音源の再現を可能にした」という。

 出力としてステレオミニのヘッドフォン出力を用意するほか、2.5mmで4極のバランス出力も装備。ヘッドフォン出力はアンバランス時が200mW×2ch(32Ω)、バランス時が300mW×2ch(32Ω)。

2.5mm 4極のバランス出力も搭載する
microSDXCカードスロットを2基用意
USB DACとしても動作

 ステレオミニのライン出力も搭載しており、別途ヘッドフォンアンプと組み合わせる事も可能。ステレオミニの光デジタル出力も備えている。

 USB 3.0ポートも備えており、USB DACとしても動作。パソコンの音源を高音質再生する事もできる。

 本体は航空機グレードのCNCアルミ削り出しで構成。背面にはカーボンファイバーを使用。2.4型、解像度400×360ドットのIPS液晶も搭載。楽曲情報やアートワークを表示できる。メニューなどで利用するスクロールホイールと物理ボタンを備え、快適な操作性ができるとする。

 コントローラー用のMCUは、デュアルコア600MHz Ingenic Xburst JZ4760を採用。ボリュームにはTI製の「PGA2311」を使っている。

 バッテリは4,200mAhのリチウムポリマーバッテリを内蔵。連続再生時間は約9時間。外形寸法は111×64×16.4mm(縦×横×厚さ)、重量は約195g。

(山崎健太郎)