ミニレビュー

体温で耳に密着して遮音性アップ。AZLA「AirPods Pro 3」用イヤーピース使ってみた

AirPods Pro 3用のAZLA製イヤーピース「SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3」

アユートは、アップルの完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro 3」の性能をさらに引き出しつつ、より快適な装着を実現するというAZLA製イヤーピース「SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3」を3月6日に発売する。発売に先駆けて実物を借りることができたので、その使用感を紹介する。このイヤーピースを使うことで耳との密着感がアップ、より快適にAirPods Pro 3を使えるようになった。

AV Watch読者のかたはご存知だと思うが、AZLAは医療用シリコンやTPE(熱可塑性エラストマー)素材を使ったイヤーピースを数多く手掛けているブランド。近年は2,200円という価格ながら高音質を実現した有線イヤフォン「TRINITY」やライブ用耳栓「POM1000」シリーズなども展開している。

今回は「SS/S/MS」サイズが各1ペアになっているものと、「M/ML/L」サイズが各1ペアになっているものを借りた。筆者はLサイズを選択

今回登場するAirPods Pro 3向けのイヤーピースは、体温で変形して耳にフィットするTPE素材を使った「XELASTEC II」をベースに、独自の最新技術も駆使した専用設計のもの。サイズはSS/S/MS/M/ML/Lの6種で、価格は3,190円~4,290円。

AirPods Pro 3装着用の専用アダプターと、イヤーピース自体が一体になっている
六角形と複数の幾何学形状を組み合わせた構造により、的確に異物の侵入を防ぎつつ音響伝達を最大化するという「12Hヘキサゴンフィルター」も装備

投入されている最新技術はイヤーピースとAirPods Pro 3装着用の専用アダプターを一体構造として成形・統合した「一体型アダプター設計」、イヤーピース先端に向かって薄くなる独自のテーパード構造を進化させ、部分的に厚みを変えることでフィット感を高めた「可変厚設計」、異物の侵入を防ぎつつ音響伝達を最大化するという「12H ヘキサゴンフィルター」の3つ。

これらの独自技術により、AirPods Pro 3のポテンシャルを最大限に引き出しつつ、長時間装着や落下などの問題に対しフィッティング面でさらにサポートするという。

イヤーピースを変えても充電ケースには問題なく収納できる
AirPods Pro 3にLサイズの「SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3」を装着したところ

ちなみにAZLAからは初代/第2世代「AirPods Pro」用イヤーピース「SednaEarfit XELASTEC for AirPods Pro」も発売されており、筆者も愛用していた。アップル純正のイヤーピースが肌に合わなかったことが使うきっかけだったが、純正よりも高い遮音性と装着性がお気に入りだった。

最大の特長は、やはり装着感の良さ。SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3は、指先で触っているときも肌にペタペタとくっつくような独特の触り心地だが、イヤフォンに装着して耳に入れると、体温によって変形して、吸い付くようにフィットして、外の音を遮断してくれる。スポンジのようなフォームタイプのイヤーピースと違って圧迫感がほとんどないので、長時間でもストレスなく使用できるのもポイントだろう。

またAirPods Pro 3では、純正イヤーピースもフォーム材の層が追加され、ノイズキャンセリング性能が強化されているが、それでも曲と曲の間など無音のタイミングでは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)をONにしていても電車内のアナウンスが意識せずとも内容を把握できてしまうイメージだった。

それに対し、SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3を装着すると「車内アナウンスが流れていることは分かるが内容までは把握できない」程度まで音を遮断してくれる。特にAirPodsシリーズは外音取り込みモードの性能が高く、アナウンスの詳細を知りたければモードを切り替えれば良いだけなので、個人的には音楽やコンテンツに没入できるSednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3のほうが好みだ。

さっそく外出時に使ってみた

また耳との密着感が高まることで、音質も変わってくる。純正イヤーピースでは抜けの良い高域と、ある程度の量感がある低域を味わえるが、SednaEarfit XELASTEC II for AirPods Pro 3では、低域の迫力がアップ。より芯に重みのある低域を味わえる。

一方で高域の抜け感は純正よりも、やや抑え気味になるが、女性ボーカルなどの“美味しいところ”が楽しめなくなるほどではない。逆に低域の迫力がアップすることで、より音楽自体のパワフルさを味わえるようになる。

サイズも6展開とバリエーションが豊富で、M/ML/Lのように中間サイズも含めた3サイズを1パッケージ化したバリエーションもあるため、自分の耳にフィットするサイズを見つけすく、左右でフィットするイヤーピースのサイズが違う場合でも対応できる。イヤーピースを付け替えても充電ケースに問題なく収納できるので、AirPods Pro 3をより快適に使いたい人は、ぜひチェックしてみて欲しい。

酒井隆文