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Klipsch、ハイレゾ&リケーブル対応の新ハイエンドイヤフォン「X20i」。BA×2基

 フロンティアファクトリーは、米Klipschのイヤフォン新製品として、ハイレゾ対応でリケーブルもサポートした最上位モデル「X20i」を11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は72,800円前後。

X20i

 なお、このモデルは10月24日と25日に、東京・中野サンプラザにて開催される「秋のヘッドホン祭 2015」に出展され、視聴もできる予定。24日の14時からは、会場の7F会議室にて、新製品発表会も予定されている。

 Klipschらしい細身のイヤフォンだが、わずかに縦長になっており、2基のバランスドアーマチュアユニットを搭載しているのが特徴。新設計のスーパーツイータ「KG-125」により、透明感のあるサウンドを実現したという。ウーファ用にはKG-926を搭載している。

 40kHzまでの再生に対応するほか、ウーファ部にはSonionの「AcuPass」テクノロジーを採用。ウーファとの干渉を極小化し、「より広い帯域幅とスムーズなレスポンスを実現した」という。

 ハウジングには、医療機器などに使われている耐蝕性の高いサージカルステンレスを採用。丈夫で軽量、発汗による腐食にも強く、人にやさしい素材だという。

 再生周波数帯域は5Hz~40kHz。インピーダンスは50Ω。出力音圧レベルは111dB(1mW)。

 ケーブルは着脱可能だが、イヤフォンの根本に端子があるのではなく、イヤフォンから少しケーブルが伸びた場所に端子がある。端子はMMCXと似ているが、35%ほど小型な「SSMCX」と呼ばれるタイプで、ネジが切ってあり、回しながら固定する形となる。左右のケーブルは独立しているため、バランスケーブルと接続してバランス駆動のサウンドを楽しむ事ができる。SSMCX対応バランスケーブルの発売も予定されているが、時期は未定。

 ケーブルに備えたリモコンには、マイクも搭載。iOS機器をコントロールでき、電話への応対も可能。6サイズのイヤーピース「Oval Ear Tips」も、新開発のものが付属する。重量は22g。

(山崎健太郎)