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シャープ、80型4Kの直下型LED搭載サイネージ。96mmに薄型化した80型フルHDも

 シャープは、デジタルサイネージの新製品として、80型の4Kモデル「PN-H801」とフルHDモデル「PN-E803」を'16年1月より順次発売する。価格はオープンプライスで、実売価格と発売時期は、4Kモデルが146万円前後で2月上旬、フルHDモデルが116万円前後で1月中旬。

4Kモデル「PN-H801」

 4K/3,840×2,160ドットのUV2A液晶パネルを採用した「PN-H801」は、広色域の直下型LEDバックライトを備え、細かな文字や地図も鮮明に表示。サイネージ広告のほか、公共空間の情報表示端末や会議室での利用にも適しているという。アップコンバートエンジンを搭載し、4K解像度に満たないコンテンツも高精細化して表示可能。輝度は440cd/m2、コントラスト比は4,000:1。

 メディアプレーヤー機能も備え、パソコンと接続しなくても、別売USBメモリの動画コンテンツなどを再生できる。再生対応ファイルは、動画がM2TS/MP4/3GP/MOV(フルHDまで)、音楽がMP3/WAV/WMA/M4A、静止画がJPEG(8Kまで)。本体に400MBのストレージメモリも内蔵し、JPEG静止画を保存して表示できる。

フルHDモデル「PN-E803」

 フルHD/1,920×1,080ドットのUV2A液晶を搭載する「PN-E803」は、2012年5月に発売した従来機「PN-E802」に比べ本体の奥行きを約22%、重量を約28%削減し、壁や柱と一体化した設置をしやすくした。店舗やオフィス、公共空間などでの利用を想定している。輝度は470cd/m2、コントラスト比は5,000:1。

 両機種とも、業務用ディスプレイ向けの仕様として、24時間連続稼働や横置き/縦置きに対応。HDMI入力は4Kモデルが4系統、フルHDモデルが2系統で、4KモデルはHDCP 2.2やMHLにも対応(HDMI 4のみ、他はHDCP 1.4対応)。両機種ともアナログRGB(D-Sub 15ピン)を備え、フルHDモデルはDisplayPortやDVI、コンポーネント、コンポジットなどの入力や、DisplayPort/DVI出力も備える。音声出力は、4Kモデルが光デジタルとアナログ(ステレオミニ)、フルHDモデルがアナログ(ステレオミニ)。両機種ともEthernetを備える。出力10W×2chのスピーカーを内蔵する。

 消費電力は、4Kモデルが490W、フルHDモデルが280W。外形寸法と重量は、4Kモデルが約1,816×114×1,045mm(幅×奥行き×高さ)/約54kg、フルHDモデルが約1,850×96×1,072mm(同)/約57kg。

(中林暁)