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光城精工、“ゆっくり起動”でオーディオ機器のダメージを防ぐ電源タップ

 光城精工は、オーディオ機器での利用を想定した電源タップ「Force barL1P」を12月25日に発売する。価格は39,900円。電源をゆっくり起動させ、突入電流から機器を保護するソフトスタート機能を備え、「真空管アンプやビンテージ機器など、デリケートな機器をいたわりながら使用できる」としている。

Force barL1P
ソフトスタート機能による抑制効果のイメージ

 オーディオ機器の電源を入れると、機器内部の電解コンデンサやトランスには大きな突入電流が流れる。これらの部品は十分な余裕を持たせてはいるが、少しずつダメージを受けていく。Force bar L1Pは電源をゆっくり起動させるソフトスタート機能を搭載。接続した機器に流れる突入電流を抑制し、ダメージを防げるという。

 出力は1口。トップパネルには徐々に明るくなる「Soft Start」インジケーターを備え、なだらかに電源起動する様子が確認できるという。電源スイッチ非搭載のオーディオ機器を接続し、Force barL1Pを電源スイッチのかわりとして使用することもできる。

 連結用コンセントを備え、同社のForce barシリーズなど、IEC60320規格 C13に準じた3Pインレットのある電源タップと接続可能。出力コンセント数を増やし、複数台の突入電流を抑制したいオーディオ機器を接続できるという。ノイズフィルタ内蔵の「Force barS1P」を繋ぎ、音質向上も図れるとする。

 他のForce barシリーズと同様、電源の入力から出力まで、全ての配線ラインを外装ケースからフローティングさせた「M.I.S.メカニカルアイソレーションシステム」構造を採用。コンセントを外装ケースよりもわずかに持ち上げて固定し、外装と電源プラグの間に1mm以下の隙間を作ることで、不要振動の伝達を防いでいる。出力容量は1,500VA。外形寸法は56×384×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。

(庄司亮一)