パナソニック「DMC-GH4」がフォーカスセレクト対応。4K PHOTOも拡張

　パナソニックは、デジタル一眼カメラ LUMIX「DMC-GH4」に「フォーカスセレクト」機能や、3つの「4Kフォト(4K PHOTO)」機能を追加するファームウェアアップデートを3月30日より開始する。

DMC-GH4

　4K PHOTOは、4K(3,840×2,160ドット)で撮影した4K動画から1コマを切り抜き、800万画素の静止画を作成する機能。最新のファームウェアVer.2.5では、4K PHOTO機能を拡張し、フォーカスセレクトなどの新機能が追加される。

　「フォーカスセレクト」モードは、4K PHOTO撮影後に、フォーカスポイントを自由に変更できる機能。4K PHOTOと空間認識AF技術を組合せることで実現し、被写体のフォーカスポイントを瞬時に算出した後、30コマ/秒で近くから遠くの被写体にフォーカスを移動させながら撮影。撮った後から好きなフォーカスポイントの写真を選ぶことができる。これにより、同じ構図で様々なフォーカスが試せるなど、作品づくりの幅が広がるという。

フォーカスセレクト

　また、4K PHOTOでは、シャッターボタンを押す間だけ撮影する「4K連写」、シャッターボタンで撮影開始/終了させる「4K連写 S/S(Start/Stop)」、シャッター押下の前後約1秒も連写記録する「4Kプリ連写」の3モードが新たに選択可能になる。

　連写対応の外部フラッシュ使用時に、連写発光が可能になるほか、クラウドストレージのGoogleドライブにも対応。2年間無料で100GBの容量が使えるクーポンも専用ページで入手できる。

　また、動画撮影中にAF/AEロックボタンで、AF-ON操作ができるようになるほか、RAW現像時のデジタル赤目補正動作を改善。また、HDMI映像出力を行ないながらSDカードに動画記録する際に、HDMI出力信号に重畳する記録停止コマンドの送信タイミング遅れを改善する。