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リケーブル新ブランド「Re:cord」誕生。オヤイデとZephoneがコラボ。MMCXやソニー向け等

 小柳出電気商会(オヤイデ)は、ケーブルメーカーのZephoneとコラボ、イヤフォン向けケーブルの新ブランド「Re:cord」(リ:コード)を設立。第1弾モデル2シリーズを4月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は撚り線本数6本の「Palette 6」が9,000円前後、8本の「Palette 8」が12,000円前後。「Palette 6」はMMCX端子を、「Palette 8」は豊富な端子バリエーションを用意する。

Palette 6のCrimson Red

 ケーブルの導体には、オヤイデが開発した精密導体「102 SSC」を採用。音の傾向として、Palette 6は「そのストレートで明瞭なサウンドキャラクターをダイレクトに反映」、Palette 8は、「さらに細部の表現力や全体の空気感/臨場感も向上する」としている。

 Palette 6は、ShureのSEシリーズなどで使えるMMCX端子を採用。入力プラグはステレオミニで、3極。長さは1.2m。ハンダにはオヤイデの「SS-47」を使っている。カラーはCrimson Red、Sapphire Blue、Forest Green、Mocha Brown、Opal Whiteを用意。

Palette 6のSapphire Blue
Palette 6のMocha Brown
Palette 6のForest Green
Palette 6のOpal White

 Palette 8は、汎用のMMCX端子を搭載した「MX-A」、WestoneのUM pro/Wシリーズなどで使えるMMCXタイプ「MX-B」、ソニーのXBAシリーズ向けMMCXの「MX-S」、オーディオテクニカIMシリーズ向けの「AT-IM」、Ultimate Ears TF-10用の「UE-TF」、Westone UM3XRC/4Rや一部のカスタムイヤフォン向けの「WT-2P」、Etymotic Research ER-4S用の「ER-4S」を用意する。

Palette 8、ソニーのXBAシリーズ向けMMCXの「MX-S」

 カラーバリエーションは、「MX-A」がCrimson Red、Sapphire Blue、Solid Black。「MX-B」はDeep Orange。「MX-S」はSolido Black、「AT-IM」はSapphire Blue、「UE-TF」はForest Green、「WT-2P」はOpal White、「ER-4S」はSolid Blackを用意する。

Palette 8、オーディオテクニカIMシリーズ向けの「AT-IM」
Palette 8、Etymotic Research ER-4S用の「ER-4S 」

3極ミニXLR端子向けのオヤイデ製ケーブルも

 オヤイデからは、新生ヘッドホンケーブル「HPSC Series」HPSC-35/63に続く第二弾モデルとして、「HPSC-X35/X63」が4月22日に登場。AKGの「K712PRO」などで採用されている、3極ミニXLR端子に対応したケーブルとなる。

使用イメージ

 導体には102 SSCを採用。シールドにも102 SSCを使い、柔軟性に優れたスパイラルシールドとしている。介在物には、クッション性と静電気の抑制効果のあるシルクを、ケーブル外装にはシルクジャケットを使っている。

入力プラグ側がステレオミニの「HPSC-X35」

 価格は、入力プラグ側がステレオミニの「HPSC-X35」が、1.3mで5,600円、2.5mで6,600円。入力プラグが標準フォーンの「HPSC-X63」が、1.3mで6,200円、2.5mで7,200円。

入力プラグが標準フォーンの「HPSC-X63」

(山崎健太郎)