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有料VOD動画の利用経験者は14%に増加。有料ユーザーの9割が定額制

 インプレス総合研究所は、動画配信ビジネスの最新動向をまとめた「動画配信ビジネス調査報告書2016」を6月2日に発売する。有料動画配信サービスの利用率は9.2%に拡大し、最も利用者が多い層は20代男性(22.6%)。有料動画配信利用者の9割が定額制を利用しているほか、利用頻度トップがHuluであるといった調査結果を明らかにした。

VODの利用経験(出典:インプレス総合研究所)

 調査はインターネットユーザーを対象とし、VOD利用率と非利用者の意向調査をWeb上で4月18日~25日に行なった。有効回答数は40,976。さらに、この調査で「VODを利用している」と回答した人を対象に、利用状況調査を4月26日~5月9日に行ない、利用率調査で得られた性年代別有料VODサービス利用者構成に整合するよう抽出。有効回答数は943。

 利用調査では「3か月以内に、有料の動画配信サービスを利用したことがある」という回答が9.2%で、'15年の7.7%から1.5ポイント増加。3カ月より前の利用者も含めた有料VODの利用経験者は14.2%(同0.7ポイント増)だった。年代別では、有料利用率が最も高いのが20代男性で22.6%(同5.9ポイント増)、次いで30代男性となった。

利用しているVODサービスの料金体系(出典:インプレス総合研究所)

 課金方式については、定額制サービスの加入者は計86.6%、都度課金は計20.6%。都度課金のみの利用者は前年から9.9ポイント減少し、定額制への移行が進んでいるという。VODサービス別の視聴頻度を見ると、週に複数回視聴するユーザーの比率はHuluが73.2%でトップ。dTVが64.6%で、Amazonビデオは49.7%となった。

 在京民放キー局が共同で提供する、テレビ番組最新話の見逃し無料配信「TVer」の利用率は6.8%、利用経験者は11.5%。

利用サービス別の視聴頻度
TVerの利用経験(出典:インプレス総合研究所)

 「動画配信ビジネス調査報告書2016」のCD-ROM版(PDF)の価格は68,000円。CD+冊子版(78,000円)も用意する。 著者は森田秀一氏。ユーザーの利用動向の1年間の変化や、料金体系別、性年代別、視聴環境別などのクロス軸による集計結果もExcel形式で収録している。

 動画配信ビジネスの最新概況や業界構造、ビジネス構造、収益モデルなどについて分析しているほか、米国など海外の動きや、国内・海外の注目すべき事業者の概要と戦略なども解説している。

(庄司亮一)