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"ポエムのようなアニメ”「ピッグ」、Huluで8月4日配信。ダムキーパー新シリーズ

ピッグ - 丘の上のダム・キーパー

Huluは、2015年米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートされた短編作品「ダム・キーパー」の新シリーズ「ピッグ - 丘の上のダム・キーパー」を8月4日より配信する。新たにトンコハウスに加わったエリック・オーを監督に迎え、ピッグとフォックスが日常で発見する友情や学びを、可笑しく切なく描く。

  • 番組名:ピッグ - 丘の上のダム・キーパー
  • 配信サービス:Hulu
  • 配信日:8月4日~(毎週金曜日に配信予定、全10話)
  • 制作:トンコハウス
  • 監督:エリック・オー

幼少のピッグがどのようにダム・キーパーになったのか、主人公のピッグの視点でストーリーは展開。視覚的な表現は時に抽象的かつシュールだが、その源泉にあるピッグの痛みや喜びなどの感情はリアルに描かれる。

本作は原画と動画を合わせて、31,000枚の手描きのフレームで構成。制作期間は8カ月に及んだ。チームの要所に、短編「ダム・キーパー」に参加したメンバーを配しており、作曲家のザック・ジョンストンとマテオ・ロバーツも楽曲を提供している。トンコハウスの堤大介、ロバート・コンドウは総監督として、制作を監修した。

Teaser:Pig-TheDamKeeperPoems#1「丘の上のダムキーパー」予告編・第一弾!

ピッグ - 丘の上のダム・キーパー

ピッグは、黒い雲が押し寄せてくる丘の上に住んでいる。ピッグのお父さんは、黒い雲の真相を探るためにその中に消えてしまう前に、息子と町を守るための小さな木製のダムを築く。そして、町に忍び寄る雲を押し返すダムを回し続ける責務を、幼少のピッグが担うことになる。まだ小さくて一人ぼっちのビッグは、フォックスとの友情から、家族のような愛情を発見し、町の人々への思いやりを絶やさない。同時に、父親がいなくなってしまった欠落感をいつも感じていて、父親を探したいという欲求と町を守らなければいけないという責務との板挟みに、葛藤を抱えて育っていく。

トンコハウスとは

「トンコハウス」は、堤大介とロバート・コンドウの二人が設立したアニメーションスタジオ。ピクサーでアートディレクターとして、『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートワークを手がけた二人が、純粋につくることを楽しみ、チャレンジし続ける環境を求めて2014年に新たなスタートを切った。そんな二人が2013年初めて監督としてゼロから制作に挑んだ『ダム・キーパー』は、2015年のアカデミー賞にノミネートされ、日本でも大きな話題となった。本作は世界各地の映画祭で20以上の賞を受賞し、ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で公式出品作として多数上映されるなど、世界から高く評価されている。