【スマホLIFE】録画対応したiPhone用ワンセグ「ちょいテレi」
-iPad 2にも対応。「ながら視聴」が便利
ちょいテレiとiPhone 3GS |
iPhoneの弱点とされていた“ワンセグ”。しかし、2010年末にバッファローの外付けチューナ「ちょいテレi(DH-ONE/IP/11,130円)」が発売されたこともあり、手軽にワンセグ対応できるようになった。
ちょいテレiは、その後もアプリのアップデートが行なわれており、iPhone/iPod touch用は3月末に録画に対応。5月4日にはiPadアプリもバージョンアップし、iPad 2対応/録画対応のバージョン4.10が提供開始された。発売時にもレビュー記事を掲載しているが、今回は追加された録画機能やiPad 2での操作感などをテストした。
ちょいテレiは、iPhone/iPod touch/iPadとDock接続することで、iPhoneでワンセグ視聴を可能にするチューナ。重量は20gと小型で、バッテリも内蔵、iPhoneなどの電源を消費せずに利用できる点も特徴だ。USB経由で充電可能で、約2時間の視聴が可能となっている。本体にはストラップ風のループアンテナと、上部にDock端子を装備。対応機種は、iPhone/iPod touchと、iPad/iPad 2だが、アプリはiPhone/touchとiPadで別々だ。
まずはiPhone 3GSで新機能の録画を試してみた。初回起動時に地域/チャンネル設定を行なうだけで、利用可能となるが、アプリを起動すると、横位置の場合、チャンネルリストが右側に、ワンセグ画面が左側に表示される。
縦位置の場合ワンセグ画面を上部に、チャンネルリストを下部に表示する。この表示画面の左下側に録画ボタンを装備し、録画が可能になった。
ちょいテレiの縦画面。左下に録画ボタン | 横画面 | 録画番組を再生 |
機能としては選局して録画ボタンを押すと録画を開始するだけ。時間指定録画や番組表からの録画予約などはできない(各局の数時間先までの番組情報は確認できる)ので、機能としてはそれほど魅力的とは感じないが、情報番組の店舗情報のメモがわりなどに使うのはいいかもしれない。
録画した番組には、ちょいテレiの画面で[ビデオ]を選択してアクセス可能。なお、録画番組はちょいテレiを接続していないと視聴できないという点は注意したい。
iPad 2とちょいテレi |
iPad 2でも試してみたが、iPad版はより高機能で、縦/横表示が可能なほか、元映像やFit、全画面、1.5倍、2倍の各画面モードを選択できる。iPadの9.7型ディスプレイで全画面表示では、ディテールは厳しくなってしまうものの、ブロックノイズなどは思いのほか抑えられている印象だ。
また、iPad版のみの機能として、Webブラウズしながら、子画面でワンセグをチェックするモードも搭載。画面上にチャンネルとテレビ画面を表示し、その下はWebブラウザを表示できるので「ながら視聴」が気軽に行なえる。これはiPhone版と比べてかなり魅力的な機能と感じる。
録画機能はiPhoneとほぼ同じで、録画ボタンを押すだけで録画開始する。iPadを家庭内を中心に利用し、安定して受信できる環境さえあれば結構使えるシーンはありそうだ。最新版でiPad 2でも使えるようになったこともあり、家庭内のセカンドテレビとしてのiPad利用というのも面白いかもしれない。
iPad 2で横表示。録画ボタンも追加 | 縦表示 | 画面モードも選択できる |
iPad 2で横表示。録画ボタンも追加 | 縦表示 | 録画番組を再生 |
(2011年 5月 10日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]