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- 第23回目の羅針盤は「有料音楽配信サービスについて」 -
今回は506人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。※なお、複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります |
■ 問1:有料音楽配信サービスを利用したことがありますか?
■ 問2:どのサービスを利用したことがありますか?
■ 問3:今後利用するつもりはありますか?
■ 問4:利用した理由は何ですか?
■ 問5:利用しない理由は何ですか?
■ 問6:MP3/WMA/AAC/ATRAC3plusなどに対応したデジタルオーディオプレーヤーを所有していますか?
■ 問7:CDなど、音楽のパッケージソフトの購入枚数は、1年前と比べて増えましたか?
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■ サービスの利用率は15% 今回は、Windows Media Player 10のリリースや、SonicStage 2.3 for Moraの無償公開などで話題を集める有料音楽配信サービスについてアンケートを行なった。まず、有料音楽配信サービスの利用状況として、「利用したことがある」と答えた人は15%(77人)、「ない」と答えた人が84%(429人)という結果になった。次期音楽流通システムとして認知度は上がっているが、現状ではまだまだ利用率は低い。 「利用している/したことがあるサービス」という質問では、Moraが37%(29人)で1位。2位以下はbitmusic、Sony Music MORRICHと続き、3位に11%(9人)でiTunes Music Store(日本以外)がランクインしている。まだ、日本でスタートしていないサービスがだが、iPod人気の高まりと合わせて、iTunes Music Storeと組み合わせたソリューションとして利用してみたいというユーザーの声は多い。 また、iTunes Music Store日本版の開始を待ち望む声の中には「1曲99セント」という同サービスの低価格さと、国内のほかのサービスの価格差を指摘し「iTunes Music Store 日本版の開始で音楽配信の価格破壊が起こって欲しい」という意見もあった。
■ 問題は利便性、価格、品揃えの3点 「利用したことがない」が84%を占めたが、「今後も利用するつもりはない」と答えた人は26%(114人)に留まっている。反面、「今後は利用するつもり」と答えた人は29%(127人)、さらに43%(188人)が「わからない」と答えている。 つまり、有料音楽配信という新しいシステムについてほとんどの人が、評価を決めるのはまだ早い段階だと考えているのだろう。それを示すかのように、利用した理由のトップは「とりあえず体験してみたかったから」が63%(49人)となっている。 「利用しない理由」については、「購入したファイルに再生、転送回数制限や、ライティング時の制約があるから」が最も多い67%(289人)。このルールに関しては、Moraにおいて東芝EMIが提供する音楽ファイルが転送回数無制限になり、音楽CDへのライティングも許可されるなど、新しい動きが出てきており、状況は流動的だ。 しかし、ユーザーが考える「利便性」との温度差はまだあり、「そもそも専用ソフトを使って管理しなければならないシステムは嫌だ」という意見も目立つ。また、「購入するサイトによってフォーマットが異なったり、レーベルや曲によってビットレートが違うなど、購入したファイルの管理面や音質面で不満がある」というユーザーも多く、こうしたフォーマット、仕様などを全ての配信サイトで統一して欲しいという意見もある。 また、コストパフォーマンスの悪さを指摘する声も多い。「圧縮音楽ファイルなのに価格が高すぎる」、「流通コストが削減できるはずなのに、CDを購入したりレンタルしたりする価格とさほど変わらない」、「コーデックが良くなっても、そもそもCDより音質が悪いものを買いたくない。ブロードバンド化が進んだのだから無圧縮、ロスレスの音源やCDの音質を超えるデータが欲しい」など、意見は様々だ。 さらに、品揃え関しても厳しい声が寄せられた。「ヒット曲、有名曲は揃っているが、少しマニアックなものを探そうとするとまったくない」、「話題作や気になる作品を数百円でちょっと聞く分にはいいが、とてもメインで使う気にはならない」、「そもそもCDショップより品揃えが悪いのでは話にならない。ネットで検索し、ダウンロード購入できるからこそ、話題曲ではなく、廃盤になった音楽などを販売すべきではないか」という意見が多く見られた。 こうした不満点が改善され、品揃えなど、既存のCDショップに対する優位性が高まった時点で、「今後利用するかどうかわからない」としていた人々が一斉に音楽配信に向かう可能性はある。しかし、「通販サイトで数クリックすればCDがすぐに届くのに、制限の多い有料音楽配信を使おうとは思わない。様々な制限や音質など、有料音楽配信の悪評判はすでに広がってしまった。少々改善しても、1から始めるより難しいと思う」という意見もあった。
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デジタルオーディオプレーヤーに転送する際の手間が許せません。わざわざ対応ソフトから転送してやる必要があるなど、使い勝手が悪い。ポンと何処でもダウンロードできて、ポンとプレイヤーに転送して聴ける環境が欲しい。 あとは音質。ポータブルプレーヤーの性質上、音質が多少悪くてもファイル容量が軽いものが欲しい時と、容量が重くても音質が良いものが欲しい時があります。しかし、時々信じられない低さのビットレートでしかダウンロードできない曲があって驚かされます。再エンコードで音質はいくらでも下げられるので、まずは最高音質でダウンロードできるようにして貰いたい |
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デジタル著作権管理の仕組み、課金の仕組み、ファイル形式などが統一されておらず、非常に難解なので、改善を希望しています。また、圧縮されたオーディオ信号のみならず、音楽CD、SACD、DVDオーディオのような高音質での配信も希望しています。FTTHなど、ブロードバンドも普及してますから可能になりつつあると考えます。 また、個人利用の範囲内であればダウンロードしたファイルのコピーは自由である事が望ましく、これを実現するための仕組みの開発を希望します。(個人認証技術などになるでしょうか) |
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とりあえず1曲100円以下にならないと利用しようとは思いません。それ以上だったらレンタルで済ませるので。 低価格になった上で、発売される曲すべてが網羅されたら、レンタル店に置かれないマイナーな楽曲を目当てに、もしかしたら使うかもしれません。あと、アルバム単位でまとめて値下げするなどの工夫がほしいです |
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良い点は、廃盤になっても不人気でCDで再販されそうもないマイナーな曲が入手できる可能性があることです。悪い点は、CDの音質と比較するとやはり割高感は否めないこと。 とにかく、もっと音質管理に気を配ってほしい。某サイトでS社のアーティストの楽曲は問題なかったのに、V社のアーティストの楽曲ではレベルが大きすぎて、再生時にプチプチノイズが乗っていたことがありました |
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パッケージにはこだわりはないので、有料音楽配信については賛成です。ただし、ブロードバンドも普及したことだし、ロスレスフォーマットでの配信を希望します |
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とにかく、CDよりサービスが悪いのであれば利用する価値がない。コピー・転送回数の制限は、正規購入者にとっては何も良い点がないし、CDより音質が悪いのならその分安くないと。それに、品揃えも悪すぎる。とにかく、現時点ではメリットが少なすぎると言わざるを得ない。 お金がない若い子がちゃんと音楽を聴けるようにしないと、お金を稼ぐようになっても音楽には使わなくなっちゃうよ |
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もっぱらMoraを利用してますが、最近の流行曲のつまみ食いが出来る事に加え、廃盤になった曲が再販されるところは、まぁまぁ、良い点である。 不満を言うなら、コンテンツホルダーごとに曲単価が異なる事と、転送制限の取り扱いが異なる処である。これらの点はコンテンツホルダーの側で統一していただけると個人的にはもっと利用しやすくなるのだが |
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複数欲しいCDがあっても、CDショップ1店で購入できます。しかし、音楽配信サイトでは、1箇所で欲しい音楽すべて購入することは難しい。 また、CDは今ここに現物として存在します。基本的には半永久的になくなりません。音楽配信はデータであり、削除ボタンを押せば容易になくなってしまいます。また、HDDのクラッシュやOSの再インストール、レジストリキーの紛失等で聴取不能になる可能性もあります。このように「所持している感覚」が持てないことが、今一歩踏み出せない理由です |
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レンタルに比べるとかなり割高。1曲200円で、10曲で1,500円になるとか、それくらいの思い切りは必要。結局売れないのは配信サイトの努力不足 |
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現状はまだ価格が高すぎて、手を出す気になりません。今iPodを持っていますので、低価格で規制も少ないiTunes Music Storeには期待しています。欧米並みの価格で提供されれば、相当ダウンロードすると思います。 ですので、日本のレコード会社各社は、iTunes Music Storeの立ち上げに“積極的に”協力してください |
(2004年12月16日)
[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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