12月ビデオ売上は前年比78.5%、通年でも前年割れ。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は6日、2017年12月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は208億6,500万円で、2017年の中では最高実績だったが、前年同月比78.5%と大きく落ち込んだ。売上本数は同77.3%の683万3,000枚。BD(UHD BD含む)とDVDの売上金額の割合は47.4：52.6。

　2017年の年間累計速報値も併せて発表。BDの累計金額は前年同期比100.2%の884億9,500万円、DVDは前年比85%の986億8,700万円。ビデオソフト全体では1,871億8,200万円(前年比91.5%)で前年割れとなった。

　2017年12月のBDビデオ全体の売上金額は、前年同月比79.4%の98億9,800万円で、7月に次いで2番目の実績。数量は同83.9%の216万5,000枚(いずれもUHD BD売上を含む)。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は47.4%で、数量の構成比は31.7%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比79.3%の94億3,300万円。数量は同84.5%の190万6,000枚。レンタル店用は売上額が同89.7%の4億4,400万円、数量が同84.1%の25万5,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比77.7%の109億6,700万円で、例年は12月が最も高い売上となるが、今回は3月に次いで2番目の実績となった。数量は同74.5%の466万8,000枚。内訳を見ると、販売用は前年同月比76.9%の70億9,700万円。数量は同72.1%の218万2,000枚。レンタル店用は売上額が同80.7%の37億7,300万円、数量は同79.6%の243万3,000枚。

　12月は販売用BD/DVDの売上が165億3,000万円で、2017年の中では最高実績だったが、前年同月比は78.3%となった。レンタル店用は42億1,700万円で前年同月比81.5%、2017年では3月に次いで2番目となった。

　雑誌・コミックなどに付く「特殊ルート」ビデオソフトの売上は、BDが1,200万円で、数量は2,000枚。DVDが4,000万円で、数量は2万9,000枚。

　2017年12月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比94.7%の396タイトル、レンタルは同71%の22タイトル。新作DVDは販売用が同81.2%の467タイトル、レンタルは同89.8%の494タイトル。