WireWorld、新導体を採用した「シリーズ8」RCA/XLRケーブル

ナスペックは、米WireWorldのRCA/XLRケーブル「シリーズ8」を10月1日より順次発売する。価格はRCA/XLRケーブル共通で、最上位「Platinum Eclipse 8」は0.5mで225,000円。「Gold Eclipse 8」は0.5mで130,000円。「Silver Eclipse 8」は0.5mで66,000円。「Eclipse 8」は0.5mで47,000円。「Equinox 8」は0.5mで23,800円。「Oasis 8」は0.5mで17,200円。「Solstice 8」は0.5mで10,700円。2ｍを超える場合は特注となる。

最上位モデルの「Platium Eclipse 8」

シリーズ8では、信号線をよりひも(ストランド)・グループ構造にして平行配列でツイストさせる導体デザインDNA Helix Designを改良。より確実で安定した信号伝送を確保するため、ストランド数を大幅に増加。結果「音場の分離とダイナミックな表現を獲得しながら、音の純度とフォーカス・イメージを改善した」とする。

独自の絶縁体Composilex 3には、新しい複合絶縁素材を採用。これまでのComposilex1/2では、テフロンを含んだ独自の低ロス絶縁複合素材を使用していたが、今回採用する新素材は、テフロンよりも静かでポリエチレンやポリプロピレンなどの低損失断熱材よりもアドバンテージが高いとする。「摩擦による電気ノイズを抑制し、空間表現、鮮やかさ、ダイナミック・コントラストなどが改善した」という。

WireWorldは、今後約1年をかけ全てのケーブルをシリーズ8に順次モデルチェンジする予定。

左がシリーズ7、右がシリーズ8の「Eclipse」の導体。Eclipseでは、ストランド・グループ数を12から16に変更している

Platinum Eclipse 8

導体に純度99.99999%(7N)の高純度銀を採用。電磁波遮断に優れる非磁性体カーボンファイバーのプラグ・シェルを使用した最上位シリーズ。ストランド・グループ数は20、導体寸法は17AWG。

Gold Eclipse 8

導体に純度99.99%(4N)の純銀を採用。プラグ・シェルは非磁性体のアルミニウム素材。ストランド・グループ数は16、導体寸法は18AWG。

Silver Eclipse 8

純度99.99999%(7N)の高純度銅に、シルバークラッド処理を施した導体を採用。ストランド・グループ数は16、導体寸法は18AWG。

Eclipse 8

導体は純度99.99999%(7N)の高純度銅。ストランド・グループ数は16、導体寸法は18AWG。

Equinox 8

導体は純度99.99999%(7N)の高純度銅。ストランド・グループ数は12、導体寸法は21AWG。

Oasis 8

導体は純度99.99%(4N)の高純度無酸素銅。ストランド・グループ数は12、導体寸法は21AWG。

Solstice 8

導体は銀メッキの無酸素銅。ストランド・グループ数は13、導体寸法は23AWG。

シリーズ8のジャンパーケーブルも発売

RCA/XLRケーブルに加え、シリーズ8のジャンパーケーブルも発売される。どのモデルも端子部が交換できる仕様になっており、スペード/バナナのどちらのプラグタイプを購入しても、オプションプラグを購入することで別タイプに切り替えることができる。

型名に"S"が付くモデルは、シルバークラッド処理の無酸素銅端子、"G"が付くモデルは金、もしくは銀メッキの無酸素銅端子を採用している。