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WireWorld、8K/48Gbps伝送対応HDMIケーブル。初の光ファイバーも

WireWolrdのHDMIケーブル「Silver Sphere」(写真上)、「Stellar」(下)

ナスペックは、HDMI2.1規格の48Gbps伝送に対応した、米WireWolrdのHDMIケーブル「Silver Sphere」と、長距離伝送が可能なアクティブ型「Stellar」を10日に発売した。価格はSilver Sphereが42,000円(税別)/0.6m、Stellarが70,000円(同)/5m。

Silver Sphereは、ユニバーサルプレーヤーやAVアンプなどでの映像・音声伝送用として“短尺でもハイクオリティなメタルHDMIケーブルを望むAVファン”向けに開発したというモデル。ケーブル長は0.6m、1m、2m、3mを用意する。

8K/48Gbps伝送をサポート。オリジナルの信号を忠実に伝送する独自技術「DNA Helix Design」を応用した、丸型の「Uni-Path Design」を採用。外来ノイズと信号損失を低減し、信号(電磁)エネルギー伝送の効率化、外来ノイズに対するシールド効果の向上を実現。伝送ロスが無く、オリジナルの信号を忠実に維持・伝送することによってデジタル映像・音声情報を余すことなく伝送し、機器のパフォーマンスを最大限引き出すという。

Silver Sphere

導体にはSilver-Clad OFC線を採用。OFC線に、通常の銀メッキモデル(Silver-Plated)の約3倍の量の銀を贅沢に使用し、原子レベルで圧着(クラッド処理)。基となるOFC素材の伝導性を著しく向上させたとする。また製造過程においては、金属の構造を制御するグレイン・オプティマイズド処理を施す事により、ケーブルの方向性に沿った導体構成が可能とし、高品位な忠実性を実現したとしている。

高純度24Kゴールドメッキプラグに小さな突起状のタブを付けることにより、確実かつタイトにコネクターをフィットさせる「HD-Grip」プラグを採用。伝導性の向上に加え、保持力の向上によって振動による悪影響も防ぎ、映像・音声のイメージング・クオリティを向上。シェルには、リッチで重量感があり、耐振動性とシールド効果に優れた切削加工アルミニウム素材を採用した。

WireWorld初の光ファイバーHDMIケーブル「Stellar」

壁内に配線されることも想定し、「最先端の性能と長期に渡り安心して使用できる高い信頼性・耐久性を兼ね備え、スタンダードとなる光ファイバーHDMIケーブル」を目指し開発したというモデル。ケーブル長は5m、10m、15m、20mを用意する。

Stellar

レーザーモジュールにはアメリカ「II-VI」のVCSEL、ドイツ「Silicon-Line」のチップ、そしてOM3規格の光ファイバーケーブルなど、業界最高水準のパーツを厳選して採用。信頼性が高いパーツを厳選することで、ラインアップ最長の20mまで8K/48Gbpsの安定した長距離伝送を実現しているという。

ケーブル内部には二重シールドを施し、ケプラー繊維束を配置し補強することで耐久性にも配慮。またUL-CMP/FT6(プレナム空間)の高グレードな難燃性を確保し、屋内・商業用においての安全面にも配慮した。

小ぶりなシェルと約5mmに仕上げた細いケーブル径により、取り回しのし易いデザインを採用。「安定した伝送という信頼性、長期的な使用という実用面にも配慮し、8K解像度のクオリティを存分に楽しむことができる」としている。