アドビ、次期Premiere ProとAfter Effectsは64bit版のみ対応


11月27日発表


 アドビ システムズ株式会社は27日、ビデオ編集ソフトの「Premiere Pro」とビデオエフェクトソフトの「After Effects」の次期バージョンを、64bit版OS向けのみで提供すると発表した。

現行バージョンのPremiere Pro CS4(左)とAfter Effects CS4(右)

 映像制作において64bit版OSを導入することで、大容量メモリを活用した高速なツール切り替え/レンダリングなどが見込め、「クリエイターは本来の業務であるクリエイティブな作業に集中できる」(同社)ことから、今後リリースする両ソフトは64bit版のみサポートすることが決定したという。

 なお、現行の「CS4」は64bit版の環境でも動作するが、32bit対応としては最終のバージョンとなる。

 同社は、映像制作に64bit版OSを導入することの重要性として、リアルタイム再生を維持しながら多くのアプリケーションを同時に実行できるメリットや、カメラのネイティブ解像度向上に伴い使用帯域幅が拡大している現状などを挙げて説明している。



(2009年 11月 27日)

[AV Watch編集部 中林暁]