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ASUS、モニタがタブレットになるPC「TransAiO」

SIMフリー3G対応の7型「Fonepad」も

左が「Fonepad ME371MG」、右が「TransAiO P1801」

 ASUSTeK Computerは、WindowsのデスクトップPCと、Androidタブレットを1台で兼用できるAll-in-One PC「TransAiO P1801」と、SIMフリーの3G通信機能を搭載した7型タブレット「Fonepad ME371MG」の2モデルを発売する。価格はどちらもオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、「TransAiO P1801」が4月20日発売で159,800円前後、「Fonepad ME371MG」が4月25日発売で、29,800円前後。

TransAiO P1801

 スタンド型のデスクトップPC「PCステーション」と、18.4型のタブレットがドッキングした製品。名前の「AiO」は、「All-in-One」の頭文字からとられている。PCステーションとドッキングしている時は、タブレット部分は外部入力ディスプレイとして動作。Windows 8(64bit版)のPCとして動作する。

 タブレット部分をPCステーションから取り外すと、タブレット側に搭載されたAndroid 4.1の画面が表示され、18.4型のAndroidタブレットとして使用できる。PCとAndroidタブレット、どちらとしても使える事が特徴。

PCステーションとタブレットを接続しているところ。通常のPCとして使用できる
タブレット裏側の取っ手を持って、上に引っ張ると……
PCステーションからタブレットが外れ、単体で動作する
タブレットを操作しているところ
PCステーション単体
タブレットの接続は専用端子を使用する

 タブレットのディスプレイは1,920×1,080ドットのIPS液晶で、LEDバックライトを搭載。10点マルチタッチに対応する。表面はグレア処理。下部に、独自のドッキングポートを備えており、PCステーションと接続。PCの映像を表示できる。他にも、ミニUSB端子と、microSDカードスロットを装備。側面にはAndroid/Windows PC画面を切り替える専用ボタンも備えている。

 このボタンを押す事で、PCステーションとドッキングしている場合でも、Android画面を表示する事が可能。さらに、PCステーションと切り離した状態でも、無線LAN経由でWindowsの画面をタブレットにワイヤレス送信可能。このリモートデスクトップには、「Splashtop」システムが使われている。これにより、PCステーション側で再生しているDVDを、離れた場所のタブレットから鑑賞するといった使い方も可能。

タブレット側面に備えた青いボタンが、Windows/Androidの切り替えスイッチ
タブレットの背面にスタンドも備えている

 CPUは、タブレット側がTegra 3。PCステーションはCore i7 3770。メモリはタブレットが2GB、PCステーションが8GB。ストレージは、タブレットが32GB(eMMC)、PCステーションが2TBのHDD。PCステーションはDVDスーパーマルチドライブも搭載。無線LANはタブレット/PCどちらもIEEE 802.11b/g/nに対応。Bluetoothは、タブレットが3.0 + EDR、PCが4.0に対応。タブレットにはGPSや加速度センサも備えている。

HDMI出力も備えている

 なお、PCステーションにはHDMI出力端子も1系統装備。外部ディスプレイなどを接続し、そこにWindowsの画面を表示する事もできる。その場合でも、タブレット側のAndroid機能は単独で利用できる。

 PCステーションにはその他に、USB 3.0×4、USB 2.0×1、 SDメモリーカードスロットも装備。100万画素のWebカメラも搭載する。タブレットのバッテリ持続時間は約5時間。スピーカーはタブレットに1.5W×2ch、PCステーションに1.5W×2chのものを搭載する。

 サイズと重量は、タブレットが294×466×18mm(縦×横×厚さ)で、約2.4kg。PCステーションが466×162×267mm(幅×奥行き×高さ)で、約4.1kg。ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスなども同梱する。

Fonepad ME371MG

 SIMフリーの3G通信機能を搭載した7型の端末。3G通信に対応しているため、通話も可能で、スマートフォン、タブレットどちらの使い方もできるのが特徴。ASUSでは「ビデオ通話、(Fonepadを頬に当てての)直接通話、(Fonepadを机の上に置く)スピーカーフォンの、3通りの通話モードが利用できる」としている。OSはAndroid 4.1.2。

Fonepad ME371MG
背面端子部
側面に操作ボタン
SIMカードスロット、microSDカードスロットをカバーの下に備えている

 ディスプレイは7型、1,280×800ドットのIPS液晶で、LEDバックライト搭載。10点マルチタッチに対応する。CPUはAtom Z2420。メモリは1GB。ストレージメモリは8GB(eMMC)。5GBが無料で使えるWebストレージ「ASUS WebStorage」サービスも用意。microSDスロット、マイクロUSB端子も装備する。

 通信機能はGSM/EDGE(2G)、W-CDMA(HSPA+/3G)に対応。無線LANはIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 3.0にも対応する。センサーはGPS、電子コンパス、光センサ、加速度センサ、近接センサを搭載。

「 SonicMasterテクノロジー」や、5つのサウンドモードに切り替えられる「AudioWizard」も用意する

 カメラは、内側に120万画素、外側に300万画素のデジカメを搭載。720pの動画撮影もサポートする。音質面では、クリアな音質を実現するという「SonicMasterテクノロジー」や、5つのサウンドモードに切り替えられる「AudioWizard」を搭載する。

 外形寸法は196.6×120.1×10.4mm(縦×横×厚さ)、重量は約340g。

スマートフォンとタブレットをまとめる利点

マーケティング部のシンシア テン部長(右)と、左はインテル ドロイド君

 マーケティング部のシンシア テン部長は、「挑め。想像を超えたその先へ。」という同社のスローガンと、それ具現化した一例として今回の新製品を紹介。同社がこれまで投入してきた、スマートフォンとタブレットばドッキング/分離できる「Padfone 2」や、両面ディスプレイを備えた「TAICHI」、ディスプレイとキーボードが分離する「TransBook」を挙げ、これらのラインナップのよりモバイルに特化した製品として「Fonepad ME371MG」を、パフォーマンスにこだわった製品として「TransAiO P1801」を紹介。それぞれの立ち位置を説明した。

 システムビジネス部 テクニカルプロダクト エンジニアの阿部直人氏は、普及しているスマートフォンにおいて、ユーザーが通話機能を利用している時間は少なく、大半はインターネットやSNSを使用している現状を紹介。

 また、一般的なスマートフォンの重量/価格を130g/5万円、タブレットを600g/3万円と仮定した場合、それらを持ち歩くと合計で730g、購入金額は8万円になるが、「Fonepad 1台に集約する事で、重量も価格も半分以下になる」と、持ち運びやすさや経済性の利点をアピールした。

Fonepadの3つの通話方法
スマートフォンとタブレットを2台持っている時よりも、Fonepadにまとめた方が重さや金額が半分以下になると利点をアピール

(山崎健太郎)