東芝、欧州でもテレビ自社開発を終息、台湾コンパルへブランド供与。ASEANも

　東芝と東芝ライフスタイルは17日、海外におけるテレビ事業の構造改革の一環として、欧州地域での自社開発・販売・サービス業務を終息、7月から台湾コンパル(Compal Electronics)への東芝ブランド供与へ移行すると発表した。

「IFA 2014」の東芝ブース、欧州向け4Kテレビのコーナー

　東芝は1月に、北米のテレビ事業について、自社開発と販売の終息を決定。3月からコンパルに東芝ブランドを供与しており、欧州地域もこれと同じ流れとなる。また、ASEAN地域についても、北米・欧州と同様に、第三者へのブランド供与への移行について交渉を進めているという。

　日本国内市場向けには、これまで通り、自社開発・販売を継続。「顧客価値の高い商品を創出することで、今後も、事業の安定的黒字化を目指す」としている。