AVIOT、世界初ピエゾ + 平面駆動 + ダイナミック「トライブリッド3ドライバ」搭載ヘッドフォン。HYDEとコラボ

WA-J1

プレシードジャパンは、AVIOTブランドのハイエンドライン“Jシリーズ”初のオーバーヘッドヘッドフォン「WA-J1」と、同モデルをベースとしたHYDE氏とのコラボモデ「WA-J1-666」を発売する。どちらも予約受け付けを開始しており、価格と発売時期はWA-J1が39,600円で7月上旬予定、WA-J1-666が46,260円で9月下旬以降順次発送予定。なお、WA-J1-666はAVIOT ONLINE MALLでの販売となる。

HYDE氏とのコラボモデ「WA-J1-666」

世界初「トライブリッド3ドライバー」搭載

WA-J1のカラーバリエーションはホワイト、ブラック。オーバーヘッド型ワイヤレスヘッドフォンとして世界初という、ピエゾドライバー1基、平面磁気駆動型ドライバー1基、ダイナミックドライバー1基、3種3基からなる「トライブリッド3ドライバー」システムを搭載。

WA-J1

ピエゾドライバーは、振動板と圧電素子とが一体で形成されており、電気信号をそのまま振動に変換できるのが特徴。微弱な信号でも反映が可能で、応答性が高く、高精度かつ繊細なドライバー駆動が可能。ボイスコイルやマグネットを使わないため、部品点数が少なく、高い組立精度を維持することも可能という。

高解像度と微細なダイナミクスで音源を忠実に再現可能で、艶がある伸びやかな高域、特に超高域の表現と、楽曲の空気感の描写力が魅力。

そのピエゾドライバーの同軸上に、専用設計の平面磁気駆動型ドライバー1基と、ダイナミックドライバー1基を配置。ドライバー間の位相差を最小限に抑え、各ドライバーが受け持つ帯域をスムースにつなぐことで、低歪で位相乱れの少ない音響特性を実現したという。

この“トライブリッド3ドライバー”の性能を追求しつつ、それらをスリムでコンパクトなハウジングに収め、取り回しの良さを両立。全てのドライバーを正確に制動するため、ハウジングの内部構造とダクトの配置による高いスペース効率と、優れた音響設計を妥協なく追及した。

アダプティブハイブリッドノイズキャンセリングも搭載。外からのノイズを検出する「フィードフォワード」マイクと、ヘッドフォンの内側のノイズを検出する「フィードバック」マイクを、通常の2倍、左右計4基のマイクを併用するハイブリッドアクティブノイズキャンセリングとしている。

さらに、周囲の状況に応じて騒音抑制の強度を自動的に調整するアダプティブハイブリッドノイズキャンセリングを搭載。電車や車の走行音、雑踏や人の話し声といった環境音を大幅に軽減。「音楽や動画を楽しむ際にはもちろん、仕事や勉強に集中したい時にも最適な機能」という。

BluetoothコーデックはAAC、SBCに加え、LDACにも対応。新規格のLE Audioに含まれるLC3にもアップデートにて対応予定。マルチポイント接続にも対応する。

音場の立体感を物理ダイヤルで調整する「アドバンスド・3Dスペーシアルオーディオ」も搭載。独自の頭外定位アルゴリズムで、前方定位を定位させる空間の広さをチューニング。さらに、デッドな空間での定位から反響のある空間までをダイヤル操作で変更できるようにした。ユーザーは、楽曲やコンテンツに応じて音場の立体感を調整できる。

内蔵バッテリーで、最大約140時間の再生が可能。10分の充電で最大約15時間の使用が可能。付属の3.5mmステレオミニプラグケーブルでの接続もできる。バッテリーが切れた際にも、有線ヘッドフォンとして使え、有線接続時にもノイズキャンセリングが使用可能。

イヤーパッドには、柔らかく通気性の良い低反発ウレタン素材を採用した。

HYDE氏とのコラボモデル、WA-J1-666

HYDE氏とのコラボモデル、WA-J1-666

HYDEの美学が息づく特別な⼀台として開発されたもので、プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE氏が監修している。

電源のON／OFFや接続状況を知らせるボイスガイダンスには、本機のために完全新規録りおろしされたHYDE氏のボイスを採用。静かに語りかけ、時に鼓舞して背中を押してくれる。

操作状況を伝えるボイスガイダンスに加え、いつでも好きなタイミングでランダムにHYDE氏の声が聴けるランダムボイス機能も搭載。

デザインは、漆黒に包まれたボディに、赤き蛇十字が閃く。HYDE氏の美学を纏ったものになっている。

サウンドも、音楽への情熱を込めたHYDE氏オリジナルのチューニングで、ディストーションなどのロックな質感を、迫力あるサウンドで表現。全体に力強いエネルギーを宿しながらも、ボーカルが埋もれないよう繊細に音のバランスを調整したという。