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ヤマハ、ハイレゾ再生対応「Soavo」新スピーカー
振動板やネットワーク強化。サブウーファも
（2013/10/9 13:00）
ヤマハは、スピーカー「Soavo」(ソアヴォ)シリーズの新モデルとして、ハイレゾソースの再生も想定したフロア型の「NS-F901」と、ブックシェルフの「NS-B901」、センター「NS-C901」、サブウーファの「NS-SW901」を12月上旬に発売する。1台の価格は「NS-F901」が21万円、「NS-B901」が94,500円、「NS-C901」が89,250円、「NS-SW901」が21万円。仕上げはいずれもピアノブラック(BP)。
NS-F901
フロア型のNS-F901は、3ウェイ4スピーカー構成で、エンクロージャはバスレフ。ツイータは3cm径アルミドーム、ミッドレンジは13cm径、ウーファは16cm径で2基構成になっている。再生周波数帯域は32Hz～50kHz(-10dB)/～100kHz(-30dB)。クロスオーバー周波数は450Hz、3.5kHz。インピーダンスは6Ω。
既発売の「Soavo-1」後継モデルと位置づけられており、各部を改良。ツイータでは、情報量の増加や高域の伸び、ミッドレンジとの繋がりのスムーズ化などを目指し、ネットワークのコンデンサと抵抗を変更。コイルの真円度を向上させる工程や、磁気回路ではフェライト外磁をネオジウム内磁に変更するなどしている。クルトミューラー製のソリッドゴムサラウンドも採用。
ミッドレンジもツイータとの繋がりを向上させるために、ネットワークとコイルを改良。ミッドレンジ/ウーファの振動板素材はA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)から「New A-PMD」に変更、ベース樹脂として使っているPMPをほぼ100%にして、ポリプロピレンを混ぜず、マイカをより細かく均質にするなどグレードアップした。厚さそのままで剛性を落とさずに軽量化も実現している。
エンクロージャでは、響きを整え、情報量をアップさせるような吸音材のチューニングを実施。脚部の素材とデザインも変更することで、低音の量感もアップ。バーチカルラダー補強やスラントパーテーションを用いて、ツイータとミッドレンジ部分は密閉のエンクロージャとし、下部のダブルウーファ部分がバスレフ構造となっている。仕上げは、ヤマハのグランドピアノに使われているものと同等の塗料と作業工程による黒鏡面ピアノフィニッシュを採用している。本体のデザインは喜多俊之氏が担当。MDF素材を使った台座調の脚を採用、M8タイプのスパイクも付属する。
ターミナルはスクリュータイプで、バナナプラグ接続にも対応。バイワイヤリング接続にも対応できる。外形寸法は270×425×1,060mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は30.7kg。
NS-B901
2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ。3cm径アルミドームツイータ、13cm径ウーファを搭載。周波数帯域は52Hz～50kHz(-10dB)/～100kHz(-30dB)、クロスオーバー周波数は4kHz。インピーダンスは6Ω、許容入力は30W。
エンクロージャはバスレフ。外形寸法は220×237×349mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.9kg。
NS-C901
2ウェイ3スピーカーのセンタースピーカー。3cm径アルミドームツイータを1基、13cm径ウーファを2基搭載。周波数帯域は56Hz～50kHz(-10dB)/～100kHz(-30dB)、クロスオーバー周波数は4.2kHz。インピーダンスは6Ω、許容入力は50W。
エンクロージャはバスレフ。外形寸法は500×271×170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.4kg。
NS-SW901
25cm径のF.B.P.(Fiber Blend Paper)ウーファユニットを搭載したアクティブサブウーファ。再生周波数帯域は18Hz～160Hz。高効率デジタルアンプを内蔵し、最大出力は600W。
サイズを超えた重低音再生を可能にするという「A-YST(Advanced Yamaha Active Servo Technology)II方式」を採用しているのが特徴。
入力はスピーカーターミナルタイプ、RCAタイプを各1系統装備する。バッフル厚は37mmで、左右対称のツイン木製リニアポートを備える。外形寸法は410×462×457mm(縦×横×高さ)。重量は32kg。