ニュース

ヤマハ、新形状バスレフポート採用サブウーファ2機種

250W高効率アンプ/25cm径ユニットの「NS-SW300」など

左から「NS-SW300」、「NS-SW200」

 ヤマハは、アクティブサブウーファの新モデル「NS-SW200」と「NS-SW300」の2機種を10月下旬に発売する。価格は「NS-SW200」が42,000円、「NS-SW300」が52,500円。ユニット径はSW200が20cm、SW300が25cm。カラーはブラック(B)。

 サイズを超えた重低音再生を可能にするという「A-YST(Advanced Yamaha Active Servo Technology)II方式を採用したバスレフ型のアクティブサブウーファ。共通の特徴は、独特の形状を採用したツイステッドフレアポートを備えていること。ポートの入口から出口に向かって広がり方を変化させ、さらに「ひねり」も加えることで空気の流れをスムーズにし、ポートの端で空気の渦が発生しないようにしてノイズを抑え、クリアな低域再生を可能にするという。

 両機種とも、ハイパワーと低消費電力などを特徴とするダブルフィードバック回路採用の高効率パワーアンプを搭載。内蔵アンプ出力はSW200が130W、SW300が250W。出力コイルを持たないシンプルな回路構成と、ダブルフィードバック回路により歪みの発生を抑え、音の透明感を高めるという。

NS-SW200
NS-SW300

 上位モデルSW300の25cm径ウーファユニットには、新たに角断面ボイスコイルワイヤーを採用。ボイスコイルの実質的な表面積と断面積を増やし、ユニットの駆動力と制動力を左右する磁気回路の磁束密度を向上。タイトで深みのある低音再生を可能とした。

 音声入力はRCAとスピーカーターミナルを装備する。同社製AVアンプとの電源連動も可能。付属ケーブル(5m)で、ヤマハAVアンプ(システムコントロール対応機種)と接続すると、AVアンプ側に合わせてSW200/300の電源もON/OFFされ、電源の切り忘れを防げる。AVアンプ側のオートスタンバイ機能にも連動する。

 ラウンドフォルムにブラック木目調のアクセントパネルを組み合わせた新デザインを採用。電源スイッチと音量調整を手の届きやすい前面上端の操作パネルに集約した。また、組み合わせるメインスピーカーや音の好みに合わせて低音感を選択できるハイカット周波数調整ツマミを背面パネルに装備。SW300には、B.A.S.S.スイッチも備える。

左から「NS-SW300」、「NS-SW200」
独特の形状を採用したツイステッドフレアポートを備えている

 NS-SW200の再生周波数帯機は28Hz~200Hz。消費電力は55W(待機時0.3W以下)。外形寸法は290×351×306mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.2kg。

 NS-SW300の再生周波数帯機は20Hz~160Hz。消費電力は100W(待機時0.3W以下)。外形寸法は350×420×366mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18kg。

(山崎健太郎)