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世界よこれが炎上だ! 「今田×東野のカリギュラ」が過激にシーズン2 パート2突入
- 提供：
- Amazon Prime Video
2018年11月29日 00:00
Wコウジ(今田耕司・東野幸治)が短すぎる休息期間を経て、Amazon Prime Videoに帰ってくる。Prime Original番組「今田×東野のカリギュラ」シーズン2のパート2が、11月23日からPrime Videoで配信開始した。
“カリギュラ”は、禁止されるほど試してみたくなる心理現象のこと。芸能界の掟、浮気、性問題など、コンプライアンス的に“ギリギリ”だけでなく、“くだらなすぎる”、“マニアック”など、地上波ではなかなか見られないアレコレを、配信ならでは、というよりはWコウジならではの切り口で、なんとか番組に仕上げる。最高に“攻めた”番組たちだ。
2017年のシーズン1(1-20話)、2018年8月にシーズン2 パート1(1-8話)とハイペースに更新しているが、シーズン2 パート2の10話が配信開始された。間違いなく、さらに、バカバカしさも一層パワーアップしている。
番組名：「今田×東野のカリギュラ」シーズン2 パート2
配信サービス：Amazon Prime Video
配信日：パート2(第9～18話)2018年11月23日
制作：YD Creation
ユウキ! 出演者がいろいろスゴイ。カオスとともにカリギュラ
シーズン1では、芸人たちの両親をオレオレ詐欺のターゲットにする「母ちゃん、オレオレ詐欺選手権 」など言語道断な企画から、「自作自演やらせドッキリ」など芸能界ルールをおもちゃにする社会派の一面をものぞかせた。さらに、セックス上級者・シリガールからセックスの素晴らしさを学ぶなどの地上波では不可能なエロ、そして、東野が狩猟を体験する「東野、鹿を狩る」など硬派なネタも話題を集めた。
8月から配信されている、シーズン2 パート1は、シーズン1の成果を受けてパワーアップ。まず、エピソード1のフリートークで、共演した「シリガール」がコカイン所持で捕まったことをネタから始まる。
「キャラがいいとおもったらコカインかい!」
そう、出演者もかなり「ヤバイ」のだ
(C)2018 YD Creation
また、シーズン1 #13で、電線泥棒から5年間に及ぶ刑務所収監を経由し、まさかのメディア復帰を果たした元EE JUMPのユウキこと後藤祐樹も、シーズン 2 パート1 #4で再登場。自らもタトゥーを入れている祐樹が、生半可な気持ちでタトゥーを入れようとしている娘を叱る「デスペラード ～ならず者よ、正気に戻ったらどうだい？～ 」は、いかつくも、頼りない祐樹のキャラとタトゥー娘とシンクロ。ところどころ笑えるバラエティならではの部分もありつつ、人の悩みや社会問題へのこういう向き合い方もあるのか、とカリギュラの懐の深さを感じさせる逸品であった。
(C)2018 YD Creation
そして、シーズン2 パート1のハイライトが、#2「人間火の鳥コンテスト」。
かつてのバラエティの火種が消えぬよう、芸能人たちが「火の鳥」となって空を舞う。出場者は平成ノブシコブシ吉村、ドランクドラゴン鈴木拓、矢口真里、須藤凜々花、加藤紗里……といういろいろな意味の“可燃物”達。
(C)2018 YD Creation
ある者は過去との決別のために、ある者はバラエティの未来のために、ある者はリベンジのために……
審査員の山下真司、プリンセス天功、麻呂こと登坂淳一いう並びも興味深いものがあるが、矢口真里が飛んだ瞬間の登坂アナの引きっぷりのリアリティ! 吉村のバラエティ愛。飛んだあとのスタッフの手際の悪さや、衝撃映像は、個人的には若干引いてしまうほど過激であった……
地上波から消えた男たち。50を過ぎても燃え上がる男たち
そして、シーズン2 パート2がいよいよ始まる。
残念ながら後藤祐樹の再登場はないのだが、今回の“ならず者”枠は、地上波から消えたあの人「田中聖」。
そう、12歳のころから輝かしい道を歩み、国民的アイドルグループをけん引しながら、2017年の騒動をきっかけに表舞台から姿を消した彼が、Prime Videoで復活する。
エピソード10「地上波ではなかなか会えないあの人は今!? 〜田中聖〜」。で語られることとは……
(C)2018 YD Creation
“いまこそ”注目したいのは#12「SARAI選手権」。
「拉致とは一体どのように行われるのか? いまだに世界各地で行われている拉致の実態を知り、警鐘を鳴らす社会派企画」というが、内容はジャングルポケットと、デニス植野&アントニーペアが、芸能界トップクラスの武闘派たちを拉致するという内容だ……。
実は、シーズン1でもSARAI選手権を展開。屈強の篠原信一が拉致対象となっていた。
番組としては面白かった。が、カリギュラの配信開始から少し経った今春、芸能人の拉致ドッキリ企画で警察に通報が殺到し、社会問題化…… ある意味時代を先取りしすぎていたSARAI選手権だが、逆風にも負けずにシーズン2でもしっかりと復活した。
もっとも、この企画の見どころは、拉致ドッキリ相手が“屈強”というところで、芸能界トップクラスの武闘派たちが参戦? する(ちなみにシーズン2 #4のフリートークでも警察に怒られた事件はネタにされている)。
「性」もカリギュラの一大テーマだ。
「#9 教えてシリガール 〜セックスレス大国 日本を救う〜」は、セックスレスがもたらす諸問題を解消するためケンコバが立ち上がる。セックス上級者・シリガールからセックスの素晴らしさを学ぶ特別授業は、30歳童貞のAD藤原が童貞卒業の相手として流れ星・瀧上の嫁に狙いを定めるが……。
(C)2018 YD Creation
「#14教えてドンファン 〜セックレス大国 日本を救う〜」は、「法律で禁止されているはずの一夫多妻を実現させる意外な裏技」、「90歳を過ぎて毎日嫁を抱き続ける男」などが、登場。どこから探してくるの? という傑物とともに、セックスレス大国日本の課題に、Wコウジが取り組む。
(C)2018 YD Creation
2018年の大ヒット映画といえば「カメラを止めるな! 」。が、いよいよPrime Videoに……ではなくて、ウォーキング・デッドやカメ止めブームに便乗したWコウジが仕掛けるのが「ROAD TO WALKING DEAD 第1回女ゾンビオーディション」。本気でゾンビになりたい女性芸能人たちによるゾンビオーディションだ。SARAI選手権とともに、微妙に時代を先取りしすぎる感が、カリギュラらしい。
(C)2018 YD Creation
ハイライトには、そう、「人間火の鳥コンテスト」が帰ってくる。
ノブコブ吉村らが火だるまになり、宙を舞う。昭和のバラエティを彷彿とさせるその内容に胸を熱くした今田・東野がシーズン2 の集大成として火の鳥になる。
(C)2018 YD Creation
「火の鳥」と化した東野をボンネットに乗せ、炎に包まれた車で今田が爆走する「今田 東野 世界へ飛ぶ〜The phoenix to the world〜」がパート2の最終話。50歳を過ぎた2人の芸人が熱く燃え上がる。ここでしか見られない景色、唯一無二の映像だ。
断言できるのは、明らかにパート1の火の鳥よりパワーアップしていること。
世界よ、これがジャパニーズバラエティだ!
ただくだらない、ただ面白いだけ
控えめに言って最高にくだらない、バカバカしい番組だ。なぜ、火の鳥になるのか? 特に意味はなく、単に「面白い」と思うから。それだけの番組だ。
くだらないのにちょっと胸に迫るものもあれば、「ならず者」の復活劇などテレビでは見られなくなってしまったがゆえに、見たくなる企画もある。
また、エピソード完結型なので、企画にハマらなければ好きなエピソードだけ見ればよい、というのも気楽だ。企画はどれもめちゃくちゃでカオス。だけど、ネタの選び方や遊び方に一貫性があるようにも感じられる。これが、今田・東野のセンスなのだろう。
なお、「カリギュラ」はPrime Original。つまり、Amazonプライム会員“だけ”の番組だ。
Amazon Prime Videoは、Amazonの会員サービス「Amazonプライム」(年間3,900円/税込、または月間400円/税込)の加入者が、映画やテレビ番組、アニメ、Amazonオリジナル作品など対象作品を見放題で視聴できるサービス。お急ぎ便などプライム会員の多くの特典が同時に利用できる。
そして、Prime VideoではFire TVを使ってテレビの大画面で見られるだけでなく、スマートフォンやパソコンからも視聴できる。
「教えてシリガール」のように、家族団らんではなかなか見ずらいエピソードや、「東野、カラスを食う」のカラスの解体のようなグロテスクな描写もある。「万人が安心して楽しめる」という番組ではなく、それを捨てた楽しさを追求したのが「カリギュラ」ともいえる。
そんな時でも別室でスマホから、とかダウンロードして通勤途中で見る、といった見方だってPrime Videoなら実現可能。家族団らんでもひとりでも、いつでもどこでも楽しめる。
「今田×東野のカリギュラ」シーズン2 パート2、11月23日からPrime Videoで配信開始。
提供：Amazon Prime Video