編集後記

2017年5月19日

臼田勤哉

樋口真嗣さんの連載がスタート。この後の話も面白いのでご期待ください。一緒にお話を聞いて、設備・品質の重要性が、シネコンの生存戦略、ビジネス展開においてとても重要と痛感。目からうろこな話が続々でした。

そして、FUNAIの復活。製品はもちろんですが、創業社長ならではの山田節をぜひご堪能ください。個人的には、2020年に向けたテレビ市場規模をそれほど強気には見ていないというか、特需の復活はないという読みなのですが、FUNAI/ヤマダ連合がどこまで予想を覆してくれるのか、と楽しみに感じる会見でした。「私が市場を創造する」ですから。

それにしても有機ELテレビはヤバい。各社製品は何度も見せていただいてはいるものの、やはり慣れた環境(スタジオだけど)で、見ると感動はひとしおです。ひとことでいうと「欲しい」。やっぱり体験すること、それも身近な環境で、というのは本当に重要だなぁと感じます。

山崎健太郎

 ギターは逆立ちしても弾けませんが、プロがカッコよくエフェクトをカスタマイズしながら、フレーズを重ね録りしているのを見ると、楽しそうで、なんだか自分にもできるんじゃないかという気がしてきます。

 音質や防水面で進化を続けてきたBluetoothスピーカーですが、今後は“クリエイティブ”とか“音楽を素材として遊ぶ”方向にも進化していきそうです。

中林暁

 ラジカセの新製品がでると、カセットがほんとにブームなのか?と毎回話題になります。アナログレコードほど数字に見える(レコードも全体から見れば少ないですが)盛り上がりではないとしても、年代によっては、間違いなく思い出話などで盛り上がるネタだと思うので、今後もコンスタントに製品や作品リリースはあるのでは、と想像します。

庄司亮一

 高校生くらいの頃は自由に使えるお金が無かったので、新曲など音楽の入手先は大体ラジオ番組でした。MDに録った番組からトークを分割したり消したりして溜め込み、パソコンが使えるようになるとコンポとPCをアナログケーブルで繋いで、再生しながらWAV録音してSoundEngineで編集してMP3に変換して……と、ものすごく面倒なことをしてました(それくらいしか手段が無かったんですが)。LAMEと午後のこ~だはどっちの音質がいいか、ガラケーに移して聴くにはどのツールが良いか、そもそも自作着うたが再生できるケータイはどれだ? みたいなことを夜な夜なやっていたような……そんな昔の記憶を「MP3の特許ライセンス終了」のニュースを読みながら思い出してました。