編集後記

2015年12月18日

臼田勤哉

 いよいよ2015年も終わりが見えてきましたが、AV Watchでも10大ニュースの投票を行なっています。ご協力いただけますと幸いです。個人的には、定額制の映像/音楽配信が当たり前になったなぁとか、TVerとかが感慨深いものですが、それより、報道を賑わせている東芝、シャープがこの難局を乗り切れるのか、どうなるのか、は、まだハラハラといったところ。ポジティブな流れになることを期待したいものですが果たして?

山崎健太郎

 BD-BOX化と聞いて、観返したくなりました「のうりん」。かなりフザケた(良い意味で)作品ですが、だからこそ「農家の人ってこんな苦労があるんだ」、「畜産農家の人はこんな時にやり甲斐を感じるのか」など、素直に胸に響いて勉強になりました。観たことないという人はこの機会にぜひ。

中林暁

 年末にかけてコンテンツ関連の話題が増えてきました。印象的だったニュースの一つは、「笑ってはいけない」がHuluの1日の視聴者数記録を更新したというもの。多様な作品が配信に加わり、海外ドラマも人気の作品が増えた中でも、地上波の人気コンテンツが一つ入ると今でも別格なんだと改めて感じました。

 もう一つは、moraでFlyingDog楽曲の独占先行配信開始というニュース。配信作品については、「AというサービスにはB社系レーベルだけ許可されてない」みたいな分かりにくさが、少しでも早く無くなればと思うし、レーベル各社も、系列に縛られずに配信できるのは健全な動きではないかと。しがらみから踏み出さないと、本気で新しいサービスを定着させることはできないということかもしれません。

庄司亮一

 渋谷の某所で開催されたアナログレコードプレーヤー「SIBRECO」の発表会を取材した後、「新作アナログ盤のラインナップってどうなんだろう」と思い立ち、近くのタワーレコードに寄ってみました。CDケースサイズに合わせた棚には当然収まらないため、一番上の棚に面陳で並べられて目につきやすい印象。ざっと見たところではタイトル数が豊富なクラシック、ジャズに加えて、矢野顕子、Perfume、Kalafina、エヴァ、そしてK-Popなど、意外なジャンルの棚でも発見しました。

 音楽をダウンロード配信で購入することが増え、店舗に寄る回数は個人的にはかなり減りました。でもこうして棚を見ていると、レコードに限らずCDでもオススメ作品や定番タイトルなどがぱっと目に入り、やはりサイト上で見るよりも分かりやすいなあ、と。各フロアをさらっと見て帰るはずが、結局2時間ほど入り浸ってしまいました。