ニュース
レコードの聖地・渋谷でアナログプレーヤー「SIBRECO」披露。ストーンズコラボも
(2015/12/16 12:53)
amadanaとユニバーサルミュージックが共同で製品化し、12月17日から発売されるスピーカー内蔵アナログレコードプレーヤー「SIBRECO(シブレコ) Speaker InBuilt RECOrd player」が、発売前の15日に初披露された。価格は15,000円。
さらに、'16年春にはザ・ローリング・ストーンズとコラボした「Limited Edition The Rolling Stones」を全世界1,000台限定(シリアルナンバー付き)で発売することも決定。ブラック基調デザインで上面にはストーンズのバンドロゴ「Lips&Tongu」をあしらっている。価格は25,000円。シリアルナンバーの1番~4番はメンバーに贈られるという。
SIBRECOは、両社の共同プロジェクト「Amadana Music」の第1弾プロジェクトとして、クラウドファンディングで賛同者を募集していたレコードプレーヤー。約900人のサポーターから約1,400万円の資金調達を実現したことを受け、製品化された。渋谷パルコ4F amadana POP UP STOREなどで販売される。
40mm径のステレオフルレンジスピーカーとアンプを内蔵し、単体でアナログレコードが再生可能。上面に音量調整ダイヤルを備える。回転数は33 1/3、45、78に対応。レコード針なども同梱し、電源を入れてすぐに音楽を楽しめるという。
アナログ音声出力(RCA)は1系統で、USB出力端子も搭載し、パソコン用の付属ソフト「EZ VInyl/Tape Converter」(Windows/Mac対応)でレコードの録音が可能。
電源はACアダプタを使用。外形寸法は410×325×117mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.25kg。クリアカバーなどが付属する。
レコードの聖地・渋谷発のアナログプレーヤー。今後のブランド展開も
ユニバーサル ミュージック 社長 兼 最高経営責任者の藤倉尚氏は「'15年は日本でも音楽を定額で聴ける多くのサービスが始まる一方で、アナログ盤の売上が世界的に増加している。amadanaと組むことでブランドを立ち上げ、先進的なアナログプレーヤーを世に送り出すことができた。アナログは20代の目には“新しいもの”として映っていて、レコード店ではなくアパレルショップで買っている。今こうしてフィジカルが売れていることは(レコードレーベルとして)チャンスだと考えている」とコメント。
amadana 代表取締役社長の熊本浩志氏は「かつて渋谷はレコードの聖地だった。それを念頭においてSIBRECOと命名した。レコードプレーヤーをデザインするというよりは、どうやってライフスタイルの中に取り入れてもらうか。そこを優先して考え、シンボリックなプレーヤーであるべきだというアプローチで作った。スペックを追求せず、若者にも手に取りやすい価格設定にして、スピーカー内蔵などオールインワン設計にしている。ザ・ローリング・ストーンズとのコラボモデルも出すことが決まり、足が震えるほど嬉しい。ぜひ楽しみにしていただきたい」と述べた。