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ライカレンズのカメラを2基搭載。HUAWEI最上位スマホ「P9」は59,800円
2016年6月9日 14:05
ファーウェイ・ジャパンは、独ライカと共同開発したダブルレンズを搭載した、フラッグシップスマートフォン「HUAWEI P9」6月17日に発売する。SIMフリー端末で、価格はオープン。店頭予想価格は59,800円前後。カラーはミスティックシルバー、チタニウムグレー。nanoSIMスロットを採用する。
取扱店は、公式オンラインストア「Vモール」楽天市場店のほか、MVNOのイオンモバイル、DMM mobile、楽天モバイルなど。家電量販店では、エディオンの一部店舗、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなど。Amazon.co.jpなどECサイトでも販売する。
「従来のスマホ撮影の概念を覆す程に進化した」というカメラ機能が特徴。特別に設計したライカレンズ「LEICA SUMMARIT H」を採用したダブルレンズカメラを搭載。明るさはF2.2、 広角27mmの非球面レンズで、「カメラ業界で最も厳しい品質基準を持つ」というライカが、透明度や収差、 フレアなどの光学特性を評価。個々のレンズを厳格にスクリーニングしている。
レンズだけでなく、ソフトウェアやハードウェアの開発もライカと共同で実施。「アートのような写真撮影を楽しむことができる」という。画素数は、メインカメラが1,200万画素×2基。内側のカメラは800万画素。
ユニークな機能として、RGBセンサーに比べて、形状や輪郭・光をより多く取り込めるモノクロセンサーを、2つのカメラの片方に搭載。モノクロセンサーをRGBセンサーを組み合わせる事で、鮮明な画質を実現。特に「暗いシーンや逆光での撮影威力を発揮する」という。
フォーカス機能はコントラストAFに加え、レーザーフォーカスとデプス(depth)フォーカスを組み合わせた、ハイブリッドオートフォーカス方式を採用。レーザーフォーカスは、近い距離で利用し、特に暗いシーンで威力を発揮。遠い距離では、2つのカメラの視差を活用して距離を算出するデプスフォーカスを使用。深度計算のために専用ICチップも搭載し、ソフトウェア処理と比べて、3倍高速な処理を可能としている。
ボケを演出するワイドアパーチャ機能、 雰囲気を出すフィルムモード、 モノクロモード、 撮影のパラメーターがマニュアル操作できるプロカメラモードなども搭載。
ライカモノクロモードではライカレンズとモノクロセンサーの組み合わせにより、「ディテールと奥行きをよく捉えた芸術的なモノクロ写真に仕上がる」という。
ディスプレイは約5.2型、解像度は1,920×1,080ドットのIPS液晶。CPUはHiSilicon製で、オクタコアの「Kirin 955」。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB、最大128GBまでのカードが利用できるmicroSDカードスロットも装備する。
バッテリは3,000mAh。LTEでの待ち受け時間は約566時間、連続通話はW-CDMAで約18時間。NFC、Bluetooth、無線LANも搭載。外形寸法は145×70.9×6.95mm(縦×横×厚さ)で、重量は約144g。OSはAndroid 6.0。