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オンキヨー、ハイレゾ対応のCD/USB/Bluetoothコンポ。音質強化の上位機も
2016年6月15日 14:40
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨーブランドのハイレゾ対応コンポ「X-NFR7TX(D)」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は53,000円前後。同コンポのメインユニットとスピーカーに、より高品位なパーツや素材を使った上位モデルとして、メインユニット「NFR-9TX(S)」が45,000円前後、スピーカー「D-NFR9TX(D)」もペア29,000円前後で7月下旬に発売される。
コンポのX-NFR7TX(D)
1998年に登場以来、世代を重ねている小型コンポ「FRシリーズ」の新モデル。メインユニットとブックシェルフスピーカーで構成する。
メインユニットには、CDプレーヤー、SDカードスロット、USB端子を搭載。USBメモリに保存した96kHz/24bitまでのWAV/FLACファイルや、MP3/WMAファイルの再生が可能。CDやSDカードに保存したMP3/WMA/WAVファイルも再生できる。
ワイドFM対応のFM/AMチューナも搭載し、ラジオ番組やCDの音声を、SDカードやUSBメモリにMP3/WAVで録音する事もできる。SDカードは32GBまでのSDHCをサポートする。
Bluetooth受信機能も搭載。対応するスマートフォンなどと連携し、スマホの音楽やネットラジオをワイヤレスで、コンポから再生できる。ペアリングにはNFCが利用可能。Bluetoothスタンバイ機能も備え、コンポの電源がOFFになっていても、ワイヤレス接続すると電源が入り、再生が始まる。
別売のUSBケーブルを使い、PCと接続すると、PC内の音楽を再生できるPC入力端子も用意する。
アンプ回路は、コンデンサなどの電子部品を吟味し、音質を追求したというディスクリート構成で構成。独自のアンプ技術「WRAT」(Wide Range Amplifier Technology)も採用。「豊かな情報量でダイナミックな音楽再生を実現する」という。最大出力は26W×2ch(4Ω)。対応するスピーカーインピーダンスは4～16Ω。
メインユニットの入力端子は、光デジタル、PC向けUSB、アナログ音声×3。出力は、アナログ1、サブウーファプリアウト×1、ヘッドフォン出力も用意する。外形寸法は215×348×142mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.8kg。消費電力は55W。
スピーカーは2ウェイ2スピーカーのバスレフ対応。ウーファは13cm径のN-OMFコーン、ツイータは3cmのリング型。ウーファの振動板は、4層の不織布のコットンをベースに、アラミド繊維とハイブリッド成形した自社開発のもの。砲弾型イコライザと組み合わせ、クリアな再生を可能にするという。スピーカー全体の再生周波数帯域は50Hz～100kHz。
エンクロージャのバスレフ部分には、独自の「AERO ACOUSTIC DRIVE」を搭載。高品位な低音の増強を実現したという。外形寸法は、163.5×268×281.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.6kg。
上位モデル「NFR-9TX(S)」、スピーカー「D-NFR9TX(D)」
基本的な性能部分は7TXと共通。メインユニットの「NFR-9TX(S)」には、オーディオ信号経路の最短化や回路間での干渉を防ぐ独自設計や、高剛性アルミ素材のボリュームつまみを投入している。外形寸法は、215×348×142mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.8kg。
スピーカーターミナルはネジ式となり、伝送効率の高い極太スピーカーケーブルが利用可能になる。アンプの出力、インピーダンス適応スピーカーのインピーダンスは4～16Ω。
スピーカーの「D-NFR9TX(D)」には、X-NFR7TX(D)に搭載している「AERO ACOUSTIC DRIVE」の上位版となる「ADVANCED AERO ACOUSTIC DRIVE」を搭載。独自のスリット型ダクトをエンクロージャと別パーツにすることで、振動干渉を低減、より繊細なニュアンスまで再現された豊かな低音が再生できるという。
さらに、「D-77NE」(1台175,000円)で採用されている独WIMAのコンデンサも採用。「音の抜けやクリア感を向上させハイレゾ音源を忠実に表現する」という。ターミナル部はバナナプラグ対応ネジ式になり、極太スピーカーケーブルでも取り付けられる。
仕上げも異なる。高級感のあるリアルウッド(天然木)を用いた突き板仕上げで、木目の感触を失わないよう手作業で仕上げている。不要な音の回折を防ぐためにバッフル面の角にラウンド加工も施している。
外形寸法は167×260×299mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.9kg。再生周波数帯域は45Hz～100kHz。