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6月のヘッドフォン出荷額は137.1%で3カ月連続プラス。映像機器は前年比77.5%

 電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2016年6月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。6月の電子機器の出荷金額は前年同月比94.9%の1,046億円。内訳は、映像機器が同77.5%の440億円、オーディオ関連機器は同101.2%の69億円、カーAVC機器は同115.3%の537億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 6月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比78.9%の33万2,000台。このうち、4K対応テレビは前年比132.9%の8万9,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は26.8%。4Kテレビの出荷金額は181億円となり、薄型テレビ全体の出荷金額314億円に占める割合は57.7%となった。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比76.3%の11万8,000台で、テレビ全体における割合は35.7%。

 サイズ別では、29型以下が同54.1%の7万4,000台、30〜36型が同94.4%の9万8,000台、37〜49型が同88.9%の10万2,000台、50型以上が同88%の5万8,000台。構成比は順に22.2%、29.7%、30.7%、17.5%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比79.4%の17万3,000台。内訳は、BDレコーダが同75%の12万台、BDプレーヤーが同91.6%の5万3,000台。DVDビデオは同77.4%の3万7,000台。ビデオカメラは同76.7%の5万5,000台だった。

 システムオーディオの出荷台数は10万2,000台。スピーカーシステムは5万5,000台。ステレオヘッドフォンは前年比137.1%の68万8,000台で3カ月連続プラス。ラジオ受信機は前年同月比96.8%の11万台、ICレコーダは同58%の6万8,000台だった。

 カーAVメインユニットは前年比83.6%の22万4,000台で3カ月連続マイナス。カーナビは前年同月比116.9%の51万9,000台で3カ月連続プラスとなった。

 なお、JEITAは既報の通り、オーディオ関連機器やカーAVC機器の統計体系変更を行なったため、前年比の数値は参考値となる。

 このほか、ドライブレコーダー協議会と協力し、今年度からドライブレコーダーの出荷台数統計を実施。四半期毎にホームページ上で統計データを公表していく。2016年第1四半期(4〜6月)の出荷台数は、コンシューマ用が30万4,386台、業務用が19,021台で、合計32万3,407台となった。