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「マイマイ新子と千年の魔法」が10月にBlu-ray化。片渕監督新作映像など新特典も

 2009年のアニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」のBlu-rayが、10月28日に発売される。価格は6,980円(税込)。品番はEYXA-11000。発売・販売元はエイベックス・ピクチャーズ。

作品の公式サイトでBD化がアナウンスされている
(C)2009 高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会

 芥川賞作家・髙樹のぶ子の自伝的小説が原作。映像化を、「名探偵ホームズ」やスタジオジブリ作品「魔女の宅急便」で演出補として宮崎駿監督を補佐し、TVシリーズ「名犬ラッシー」などを監督した片渕須直が担当。制作スタジオはマッドハウス。

 既にDVD化されている作品だが、BD版には新たな特典を追加。公開後に新録された英語版/仏語版の音声をステレオで収録。さらに、片渕監督による2016年公開予定作品「この世界の片隅に」のパイロット映像、特報、「冬の記憶」クラウドファンディング支援者イベント用パイロット映像(音声無し/字幕)も収めている。初回生産版には描き下ろしイラストを使ったスリーブケースも付属する。

 DVDに付属していた約110分に及ぶ秘蔵映像「マイマイ新子と宝物特典ディスク」の内容を、そのままBDにも収録。メイキング、アーティスト対談「マイマイ新子」音楽の魅力、山口放送特番 まもなく公開「マイマイ新子と千年の魔法」ふるさとへ思いを馳せて、劇場舞台挨拶集、ノンクレジットエンディング、原撮(原画を撮影した映像)、デジタルギャラリーなどを収めている。

 オーディオコメンタリは2トラック。アニメ評論家・氷川竜介を聞き手に迎えて、作品の本質に迫るトラックと、監督・スタッフによる作品の裏話、こぼれ話のトラックを用意。

 封入特典として、ブックレット「メモリー・オブ・マイマイ新子と千年の魔法」も同梱。イメージボード、キャラクター設定、美術設定、作品に関する片渕監督の発言、スタッフのつぶやきから、話題拡大の過程も記録されている。

あらすじ

 ゆったりとした自然に囲まれた山口県防府市・国衙。平安の昔、この地は「周防の国」と呼ばれ、国衙遺跡や当時の地名をいまもとどめている。

 この町の旧家に住み、毎日を明るく楽しく過ごす小学3年生の少女・新子。おでこにマイマイ(つむじ)を持つ彼女は、おじいちゃんから聞かされた千年前のこの町の姿や、そこに生きた人々の様子に、いつも想いを馳せている。

 彼女は“想う力(ちから)”を存分に羽ばたかせ、さまざまな空想に胸をふくらます女の子であり、だからこそ平安時代の小さなお姫様のやんちゃな生活までも、まるで目の前の光景のようにいきいきと思い起こすことができるのだ。

 そんなある日、東京から転校生・貴伊子がやってきた。都会とは大きく異なる田舎の生活になかなかなじめない貴伊子だが、好奇心旺盛な新子は興味を抱き、お互いの家を行き来するうち、いつしかふたりは仲良くなっていく。

 一緒に遊ぶようになった新子と貴伊子は同級生のシゲルや、タツヨシたちとともに、夢中になってダム池を作る。そこにやってきた赤い金魚に、大好きな先生と同じ「ひづる」と名前をつけ、大切に可愛がるようになる。やがて新子たちは、学校が終わるとこのダム池に集まって過ごすようになっていた。

 しかし、ふとしたことから「ひづる」が死んでしまい、それを機に仲間たちとの絆も揺らぎ始めていく……。

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