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7月の4K対応TV出荷台数は前年比225.2%。電子機器全体の出荷額は100.3%

 電子情報技術産業協会(JEITA)は30日、2016年7月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。7月の電子機器の出荷金額は前年同月比100.3%の1,088億円。内訳は、映像機器が同101.9%の510億円、オーディオ関連機器は同64.5%の68億円、カーAVC機器は同106.4%の510億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 7月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比102.6%の37万4,000台。このうち、4K対応テレビは前年比225.2%の10万2,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は27.3%。4Kテレビの出荷金額は208億円となり、薄型テレビ全体の出荷金額355億円に占める割合は58.5%となった。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比122.2%の14万4,000台で、テレビ全体における割合は38.4%。

 サイズ別では、29型以下が同74.3%の7万1,000台、30〜36型が同93.3%の10万9,000台、37〜49型が同130.4%の12万7,000台、50型以上が同123.3%の6万6,000台。構成比は順に19.1%、29.3%、33.9%、17.7%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比93.1%の21万7,000台。内訳は、BDレコーダが同86.8%の15万6,000台、BDプレーヤーが同114.4%の6万1,000台。DVDビデオは同73.5%の4万4,000台。ビデオカメラは同85.2%の6万台だった。

 システムオーディオの出荷台数は9万3,000台。スピーカーシステムは5万2,000台。ステレオヘッドフォンは前年比87.2%の77万8,000台でマイナスに転じた。ラジオ受信機は前年同月比86.7%の10万3,000台、ICレコーダは同68%の7万5,000台。

 カーAVメインユニットは前年比80.3%の21万9,000台で4カ月連続マイナス。カーナビは前年同月比107.8%の48万7,000台で4カ月連続プラス。

 JEITAは既報の通り、オーディオ関連機器やカーAVC機器の統計体系変更を行なったため、前年比の数値は参考値となる。