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量子ドットが“次のテレビ”、冷蔵庫でも音楽再生やテレビ視聴。Samsung発表
2016年9月2日 09:08
Samsung Electronicsは、「IFA 2016」のプレスカンファレンスを1日(現地時間)に開催。このなかで、4K UHD TV「SUHD」の新モデルや、ディスプレイ付きでテレビも観られる冷蔵庫「Family Hub」などを披露した。
今回のプレスカンファレンスでは、AV製品や、生活家電製品を発表。なお、僚誌ケータイWatchでお伝えしている通り、同社は前日に行なったプレスイベントにおいて、ベゼルを回転させて操作できるスマートウォッチ「Gear S3」を発表。「Gear S3 classic」と「Gear S3 frontier」の2種類を展開する。
AV製品では、量子ドット(Quantum dot)を用いた「SUHD」テレビの新機種を発表。量子ドットは、入射してきた光を別の波長(色)の光に変換する半導体結晶素材で、色再現性の高さや、省電力でもより明るく表現できるという点などを特徴としている。
欧州SamsungのMichael Zoeller氏は、量子ドットを「次世代のテレビ」と改めて強調。「スクリーンの解像度にも制限は無く、2K、4K、8Kも実現できる」とした。
Samsungは、SUHDの新製品として、量子ドット採用で世界最大という88型「KS9800」や、78/65型の「KS9500」、49~75型「KS8000」、43~65型「KS7500」、49~65型「KS7000」の合計19モデルを発表。
安定性や耐久性の高さも量子ドットの特徴としていることから、'16年の量子ドット搭載テレビは、“画面の焼き付き”に対して10年間の保証を付けることも発表した。
テレビと組み合わせるホームシアター用オーディオとしては、サウンドバーやサテライトスピーカー、サブウーファでDolby Atmos(ドルビーアトモス)音声に対応した製品を紹介。
5.1.4chに対応した「HW-K950」は、15のスピーカーユニットを備えたオーディオシステムで、サウンドバーやリアスピーカーに備えた上向きのユニットから出す音を天井に反射させ、高さ方向の音の定位も表現できるDolby Atmosに対応。4K映像のHDMIパススルーも行なえる。リアスピーカーはワイヤレスで接続する。
テレビ視聴や音楽再生もできる冷蔵庫「Famlily Hub」が欧州でも披露
21.5型HDディスプレイを備え、家族間のコミュニケーションや、ショッピングなどに利用できる“スマート冷蔵庫”の「Family Hub」が、米国で1月に行なわれたCES 2016に続き、欧州でも披露された。
ディスプレイに手書きして、家族にメモを残せるほか、タッチパネル操作によりアプリで食品などのショッピングも可能。内部にカメラを備え、冷蔵庫の残りなどをスマートフォンで確認することもできる。
エンターテインメント機能として、ストリーミング音楽配信やラジオをFamily Hubの画面を介して聴けるほか、「TV Mirroring」によりキッチンでテレビ番組を視聴することもできる。