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JICO、黒檀カンチレバー搭載のレコード針「KOKUTAN 黒檀」。SHURE V15シリーズにも対応

カンチレバーに黒檀を使用したレコード針「KOKUTAN 黒檀」

JICOは、「MORITA~Wood Carving Cantilever~」シリーズの第4弾として、カンチレバーに黒檀を使用したレコード針「KOKUTAN 黒檀」を発売する。注文受付は既に開始しており、出荷予定時期は4月2日以降順次。2025年4月から9月に限定販売していたDJ SHARKとのコラボモデルに加え、新たにSHURE V15シリーズもラインナップ。全5種類を発売する。価格は以下の通り。

  • 「N44 KOKUTAN 黒檀 NUDE」Professional DJ
    31,680円
    対応カートリッジ:M44G・M44-7 / J44D・J44A 7 / J50 / IMPACT / ALFA MODEL / GENRE BNDR MODEL / Clipper
    ※以前発売していたDJ SHARKとのコラボモデルと同一商品
  • VN35 KOKUTAN 黒檀 NUDE
    31,680円
    対応カートリッジ:V15 Type III
  • VN45 KOKUTAN 黒檀 NUDE
    37,180円
    対応カートリッジ:V15 Type IV
  • VN5 KOKUTAN 黒檀 NUDE
    37,180円
    対応カートリッジ:V15 Type V
  • VN5x KOKUTAN 黒檀 NUDE
    37,180円
    対応カートリッジ:V15Vx / V15VxMR

5モデル共通の仕様として、天然無垢ダイヤモンド丸針を採用。チップ径は角0.12mm、チップサイズは0.7mil。天然ダイヤモンドならではの耐久性と、安定したトレース性能により、レコード本来の音質をしっかりと引き出すという。

MORITA~Wood Carving Cantilever~は、世界初、カンチレバーに木材を使用したレコード針のシリーズ。「木製のカンチレバーをもったレコード針の音を聴いてみたくなった」という、レコード針職人・森田耕太郎のひと言から生まれた。

カンチレバーは、日本語では片持ち梁(かたもちばり)と言い、水泳プールにある飛込み板のような構造の総称。レコード針においては、材質、サスペンション性能、形状などによって音質に変化をもたらす、という。

従来の素材はアルミニウムなど金属製が主流だが、MORITA~Wood Carving Cantilever~では天然木を採用している為、必要サイズまで削り出した後、節や亀裂が入っていると使用できない。木材の持つ特性を生かし、一つずつ慎重かつ丁寧に細心の注意を払いながら組み立て。「どれほど時間をかけて製作したものであっても、森田氏がOKを出さないものは、決して世に出ることはない」とのこと。

シリーズは、2019年11月に第1弾「KUROGAKI 黒柿」、2020年7月に第2弾「USHIKOROSHI 牛殺」、2023年9月に第3弾「YURUSHI-IRO 聴色」を発売している。

レコード針職人・森田耕太郎(以降M)インタビュー

——今回リリースする「黒檀」と、これまでのMORITAシリーズ「黒柿」「牛殺」「聴色」の3種類。
加工していく中でそれぞれに違いはありますか?

M:実際に木を削ってみて一番硬いのは「聴色(ピンクアイボリー)」ですね。次に「黒柿」、そして「牛殺」という感じです。「黒檀」の場合は特に硬いということは感じないですけど、ちょっと粘いような感じがしましたね。それがどこまで音に影響するかは分からないですけど。

——MORITAシリーズを作り始めたきっかけを教えてください。

M:カンチレバーは金属にしても宝石類にしても共振を起こしやすい材質なんですよ。そこで思い切ってそれらよりも柔らかい材料で作ったらどうかということで考えてみたのが木材でした。そして実際に木を使ってカンチレバーにしてみたことが始まりですね。

——すでにMORITAシリーズをお持ちの方やこれから聴き始める方へ一言お願いします。

M:個人の好みによって音の感じ方がいろいろあると思います。お客様が自分にあった音を選べるように『MORITA~Wood Carving Cantilever~』シリーズはこれまでに3種類出し、そして「黒檀」が増えました。その人それぞれにあった音を選んで楽しんでいただければと思います。