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ティアック、ハイレゾの新提案「New Vintage」。根強い人気のカセットレコーダも
2016年9月3日 13:10
ティアックは、「IFA 2016」において、新たなコンセプトの製品群「New Vintage(ニュービンテージ)」の構想を明らかにした。その第1弾と見られるネットワークCDレシーバ「NR-7CD」と、オールインワン型のネットワーク対応オーディオシステム「WS-A70」のプロトタイプが登場。発売時期は今後発表される予定。
また、カセットテープレコーダの新機種となる「AD-850」も発売予定で、そのプロトタイプを見ることができた。
原点はオープンリール。「New Vintage」2機種
「New Vintage」は、ティアック創業者である谷勝馬社長(当時)が手掛けた1957年発売のオープンリール型テープレコーダ「TD-102」がレコーディングの世界に大きな影響を与え、その後も多くの家庭用/業務用機器を生み出してきたことを踏まえ、時代が変わっても、引き継がれている技術や情熱を込め、新たな製品を生み出すという考えに基づいている。
ネットワークCDレシーバ「NR-7CD」は、現在展開しているDACやアンプなどの「Reference」シリーズの最高峰となり、全段デュアルモノラルのディファレンシャル回路設計など同社の高音質技術を投入。CDプレーヤーや、DSDなどのネットワークプレーヤー、高音質コーデックのLDACにも対応したBluetoothレシーバ、220W×2chアンプなどをフルサイズの筐体に収めている。
DSD 12.2MHzやPCM 384kHzまでのアップコンバート機能も搭載し、CDをより高音質で楽しむことも可能としている。前面にはVUメーターを装備。iOS/Androidアプリで操作できる。
もう一つの機種は、ネットワークプレーヤーやスピーカーを、ウォルナット突板仕上げの本体に収めたオールインワン型のシステム「WS-A70」。DSD 5.6MHz対応DACやネットワークプレーヤー、出力50W×2chのICEpower製ClassDアンプ、2ウェイ同軸スピーカーといったハイレゾ再生向けの機能を備え、デザイン性の高さとの両立を追求している。
ネットワーク機能としては、無線LANやBluetoothを搭載し、Google Cast for Audioや、Spotifyもサポート。マルチルーム再生にも対応する。iOS/Androidアプリから操作できる。
前面グリルは交換でき、様々な素材のグリルを季節やインテリアに合わせて“着替える”ように楽しめることも検討しているという。