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ティアック、Chromecast対応“木と布”のオーディオ。NEW VINTAGE第2弾

 ティアックは、「NEW VINTAGE(ニュービンテージ)」をテーマにした製品の第2弾として、ハイレゾ対応ネットワークオーディオシステム「WS-A70」を発売する。価格は185,000円。ライフスタイル提案型専門店や、直販サイトの「ティアックストア」を中心に販売する。

WS-A70

 「ティアックならではのハイレゾ再生技術による高音質と、『木と布』をテーマにしたシンプルかつこだわりのデザインを両立」したという、アンプ/スピーカーが一体型のオーディオシステム。エンクロージャには、オイル仕上げを施したウォルナット突板を使用し、円形曲木加工によって「シンプルで飽きのこないなデザイン」を追求。別売スピーカーグリルを着脱可能。ホテルやレストラン、ラウンジなどの商業施設での利用も想定している。なお、NEW VINTAGE第1弾のネットワークCDレシーバ「NR-7CD」は'17年に発売されている。

 IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応(2.4/5GHz)の無線LANとLAN端子を備え、DSD 5.6MHzやPCM 192kHz/24bitのハイレゾを含むネットワークオーディオ再生や、Bluetooth/USB再生に対応。ICEpower製のクラスDアンプを内蔵し、出力は最大26W×2ch。同軸2ウェイのスピーカーを備える。

 Chromecast built-inに対応し、Google Play MusicやSpotify、インターネットラジオのTuneInなどが利用可能。iOS/Android用の無料アプリ「TEAC HR AirCast」により、スマホで聴いている音楽のワイヤレス再生や、同じネットワーク上のミュージックサーバー(NAS)やUSBメモリに保存した音源などを再生可能。また、複数のWS-A70を同時にコントロールできるマルチルーム機能にも対応している。

 Bluetooth 4.1やAirPlayにも対応し、スマホなどからWS-A70に直接ワイヤレス送信して再生することも可能。Bluetoothの対応コーデックはAAC/SBC。そのほか、USBメモリ内のハイレゾ音源なども再生できる。

 内蔵DACは旭化成エレクトロニクス製の「VERITA AK4490」。再生対応フォーマットは、DSDやWAV、FLAC、ALAC(Apple Lossless)、AAC、MP3、Ogg Vobisなど。外部入力は、光デジタルとアナログを装備する。

背面

 スピーカーは、2.5cmツイータと13cmウーファの同軸ユニットを搭載し、「どのリスニングポジションにいても高域と低域のズレのない優れた定位感を実現する」という。エンクロージャ部をアンプや電源、制御基板などから完全に隔離した独立構造を採用する。リア側の同軸上にパッシブラジエーターを備え、「ワンサイズ上の口径を持つスピーカーユニットに匹敵する自然で豊かな低域」としている。

同軸2ウェイスピーカーを内蔵

 消費電力は35W。外形寸法は590×235×221mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10kg。無線LANアンテナなどが付属する。

 交換可能な別売スピーカーグリルには、伝統的な染織技術と現代的なテクノロジーを組み合わせた布地制作を手掛けるNUNO(株式会社 布)製のテキスタイルを採用。「流水」、「カラーフィールド・ペインテイング」、「きびそ凪」、「シード・ビーズ」、「浮氷群」の各デザインをラインナップする。

別売スピーカーグリルの装着例