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Cambridge Audio、銅シールドでノイズ抑制したMM/MC対応フォノイコ「CP2」

 ナスペックは、英Cambridge Audioのフォノイコライザ2機種を9月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、MM/MCカートリッジ対応の「CP2」が30,000円前後、MMカートリッジ専用の「CP1」が20,000円前後。カラーはいずれもシルバー(SLV)とブラック(BLK)の2色を用意する。

MM/MCカートリッジ対応の「CP2」

 Cambridge Audio「651」と「551P」からブラッシュアップを図ったフォノイコライザ。どちらもA級増幅型のシングルエンド回路を採用。入力段の主要箇所はICを使用せず、トランジスタをはじめとするディスクリート回路構成。L/Rバランスコントロール機能も搭載する。筐体はフルメタルシャーシで振動抑制している。

 MM/MCカートリッジ対応の「CP2」は、カッパーシールドを備え、カートリッジからの微細なフォノ信号を外来ノイズから防ぎ、高音質化。オーディオグレードのコンポーネントパーツを使用することで、±0.3dB(20Hz〜50kHz)以下のRIAAカーブ精度を追求した。レコードの反りによる低周波を抑えるサブソニックフィルタも備え、スピーカーを保護。背面スイッチでオン/オフができる。

CP2の背面。サブソニックフィルタのスイッチも備える

 入力はMM/MC用のRCAアンバランスを各1系統装備。出力はRCAアンバランス1系統。ゲインはMMが39dB、MCが55dB。定格出力は300mV。全高調波歪率はMM/MCとも0.009%以下。SN比はMMが86dB以上、MCが72dB以上。外形寸法は215×133×46mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.9kg。

 「CP1」はMMカートリッジ専用モデルで、サブソニックフィルタは搭載しない。入出力ともにRCAアンバランスを1系統備える。

CP1

 ゲインは39dB、定格出力は300mV、全高調波歪率は0.009%以下、SN比は85dB以上。外形寸法は215×133×46mm(同)、重量は0.8kg。

アナログプレーヤーなどと組み合わせた利用イメージ