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英PMCの25周年記念スピーカー「twenty5」。フィンで通気を効率化。ペア38万円から
2016年9月20日 08:15
CSRは、英PMCの創立25周年記念スピーカー「twenty5」シリーズを11月より順次発売する。ペアでの価格は、ブックシェルフの「twenty5・21」が38万円、「twenty5・22」が48万円、トールボーイの「twenty5・23」が58万円、フロア型の「twenty5・24」が85万円、「twenty5・26」が138万円。
仕上げはダイヤモンドブラック、オーク、ウォールナット、アマローネ。
BBCに在籍していたエンジニアが独立し、1991年に英国で創立したPMC。その創立25周年を記念して作られたのが「twenty5」。twentyシリーズをベースにしながら、新技術の「Laminair」(ラミンエアー)を投入、ドライバやクロスオーバー、ターミナルもリニューアルし、全面的な改良を加えたという。
Laminairは、PMC独自のエンクロージャー構造技術「ATL(Advanced Transmission Line)の効率をさらに向上させるというもの。スピーカーユニット背面からの高い音圧レベルは、エアフローの最終孔となるバスレフポート部で乱流を発生させ、不要なノイズや歪みの原因となる。
Laminairはそこに縦型のフィンを搭載することで、通気孔を分割。全体の通気量を減らさずに、効率的かつ滑らかな空気の層を噴出でき、乱流損失を低減。効率を高められるという。
ツイータには、最適な拡散ができるようコンピューター解析でデザインした新グリルを採用。振動板はSONOLEXの27mmファブリックドームで全機種共通。磁性液体冷却方式により、大音量でもリニアな再現ができるとう。
ウーファは新開発の鋳造合金シャーシとグラスファイバー織りコーンを組み合わせた「g-weave」ドライバ。反転したガラス繊維のダストキャップを備え、円錐の形状に添って滑らかなストロークを実現するという。
ウーファの口径はモデルによって異なり、「twenty5・21」と「23」が140mm、「22」と「24」と「26」が170mm。
「twenty5・26」のみ3ウェイ3スピーカーで、その他のモデルは2ウェイ2スピーカー。「26」には50mm径のミッドレンジを備えており、上位機種で使っている75mmユニットを、50mmに凝縮した設計になっているという。インピーダンスは全モデル8Ω。
モデル名 | twenty5・21 | twenty5・22 | twenty5・23 | twenty5・24 | twenty5・26 |
周波数特性 | 46Hz~25kHz | 39Hz~25kHz | 28Hz~25kHz | 27Hz~25kHz | 27Hz~25kHz |
クロスオーバー | 1.8kHz | 1.8kHz | 1.8kHz | 1.8kHz | 400Hz&4kHz |
インピーダンス | 8Ω | 8Ω | 8Ω | 8Ω | 8Ω |
推奨アンプ出力 | 30~150W | 30~200W | 30~150W | 30~150W | 30~300W |
ツイータ | 27mm | 27mm | 27mm | 27mm | 27mm |
ミッド | - | - | - | - | 50mm |
ウーファ | 140mm | 170mm | 140mm | 170mm | 170mm |
ATLの長さ | 1.72m | 2.0m | 2.4m | 3.0m | 3.3m |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 162×284 ×340mm | 192×373 ×410mm | 162×330 ×907mm | 192×419 ×1,015mm | 192×439 ×1,040mm |
重量 | 6kg | 10kg | 15kg | 23kg | 25kg |