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英PMCの25周年記念スピーカー「twenty5」。フィンで通気を効率化。ペア38万円から

 CSRは、英PMCの創立25周年記念スピーカー「twenty5」シリーズを11月より順次発売する。ペアでの価格は、ブックシェルフの「twenty5・21」が38万円、「twenty5・22」が48万円、トールボーイの「twenty5・23」が58万円、フロア型の「twenty5・24」が85万円、「twenty5・26」が138万円。

左からtwenty5・21、22、23、24、26

 仕上げはダイヤモンドブラック、オーク、ウォールナット、アマローネ。

 BBCに在籍していたエンジニアが独立し、1991年に英国で創立したPMC。その創立25周年を記念して作られたのが「twenty5」。twentyシリーズをベースにしながら、新技術の「Laminair」(ラミンエアー)を投入、ドライバやクロスオーバー、ターミナルもリニューアルし、全面的な改良を加えたという。

左からtwenty5・21、22、23

 Laminairは、PMC独自のエンクロージャー構造技術「ATL(Advanced Transmission Line)の効率をさらに向上させるというもの。スピーカーユニット背面からの高い音圧レベルは、エアフローの最終孔となるバスレフポート部で乱流を発生させ、不要なノイズや歪みの原因となる。

 Laminairはそこに縦型のフィンを搭載することで、通気孔を分割。全体の通気量を減らさずに、効率的かつ滑らかな空気の層を噴出でき、乱流損失を低減。効率を高められるという。

フィンで効率的な通気を可能にするLaminair技術

 ツイータには、最適な拡散ができるようコンピューター解析でデザインした新グリルを採用。振動板はSONOLEXの27mmファブリックドームで全機種共通。磁性液体冷却方式により、大音量でもリニアな再現ができるとう。

 ウーファは新開発の鋳造合金シャーシとグラスファイバー織りコーンを組み合わせた「g-weave」ドライバ。反転したガラス繊維のダストキャップを備え、円錐の形状に添って滑らかなストロークを実現するという。

 ウーファの口径はモデルによって異なり、「twenty5・21」と「23」が140mm、「22」と「24」と「26」が170mm。

 「twenty5・26」のみ3ウェイ3スピーカーで、その他のモデルは2ウェイ2スピーカー。「26」には50mm径のミッドレンジを備えており、上位機種で使っている75mmユニットを、50mmに凝縮した設計になっているという。インピーダンスは全モデル8Ω。

左からtwenty5・24、25
モデル名twenty5・21twenty5・22twenty5・23twenty5・24twenty5・26
周波数特性46Hz~25kHz39Hz~25kHz28Hz~25kHz27Hz~25kHz27Hz~25kHz
クロスオーバー1.8kHz1.8kHz1.8kHz1.8kHz400Hz&4kHz
インピーダンス
推奨アンプ出力30~150W30~200W30~150W30~150W30~300W
ツイータ27mm27mm27mm27mm27mm
ミッド50mm
ウーファ140mm170mm140mm170mm170mm
ATLの長さ1.72m2.0m2.4m3.0m3.3m
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
162×284
×340mm
192×373
×410mm
162×330
×907mm
192×419
×1,015mm
192×439
×1,040mm
重量6kg10kg15kg23kg25kg