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銀一、最大9kgのカメラを載せられるスタビライザー「STEADICAM AERO」
2016年11月2日 13:43
銀一は、カメラスタビライザー「ステディカム」(STEADICAM)シリーズの新モデルとして、最大9kgのカメラを載せられる「ステディカム・エアロ」(STEADICAM AERO)を11月4日より発売する。価格は、7型モニター付きが327,000円、単体(モニター無し)が253,000円。いずれもソニーやキヤノンなど、6タイプのバッテリーマウントモデルから選べる。
エアロはビデオカメラやデジタル一眼カメラでの動画撮影中に、カメラマンの歩行による揺れを抑えられるカメラスタビライザー。従来モデルの「ステディカム・パイロット」、「ステディカム・スカウト」の後継機で、本体(スレッド)下部のベースを取り外せるようにして持ち運びやすさを向上。カメラプレートはスライド式になってバランス調整がしやすくなり、プレートを載せたステージの下部にはウェイトを取り付けられる。モニター付きモデルは3G-SDIに対応するなど、扱いやすさを向上している。
スレッドの長さは57.2〜90.2cmで、重量は4.2kg(モニター・バッテリーマウントを含む)。モニターのサイズは7型で、明るさは1,000nit。映像端子は3G/HD-SDI対応BNCコネクタ、出力電源端子はモニター側がmini XLR 4pin、ステージ側がP-TAP。バッテリマウントはV-Lock、Anton-Bauer、ソニー BP-U、ソニーNP-F、キヤノン LP-E6、パナソニック D28の6種類から選べる。
ラインナップはスレッド単体と7型モニター付きモデルに加え、スレッドとモニター、アーム、ヴェストをセットにしたシステム一式を用意。セットは、最大9kgのカメラを搭載できる「A-30 システム」と、最大4.5kgまでの「A-15 システム」の2種類を用意。ステディカム用のアームやヴェストを既に持っているユーザーはスレッドのみ購入でき、モニターの有無やバッテリーマウントも選べるようになるなど、従来よりも購入時の選択肢が広いのも特徴。
付属品はバランスウェイト8個と、BNC ケーブルやmini XLR 3-4pin 電源ケーブル。セットモデルはドッキングブラケットも同梱する。
ジンバルをステディカムアーム・ヴェストに装着できるアタッチメントも
電動ジンバルの「DJI Ronin」シリーズや、Freefly MoViシリーズをステディカムアーム・ヴェストに装着できるアタッチメントデバイス「ステディメイト」(STEADIMATE)も同日に発売。価格は、単体で70,000円。「A-15」のアーム、ヴェストをセットにしたモデルが237,000円、「A-30」のアーム、ヴェストセットが418,000円。
手持ちの電動ジンバルの片側のハンドルをステディメイトに交換し、ステディカムのアームに取り付けて腕にかかる負担を減らし、さらにジンバルだけでは抑えられない上下の揺れも吸収できる。ステディメイトの耐荷重は、電動ジンバルの耐荷重と、アーム・ヴェストの耐荷重によって異なる。ステディメイトは1/2 インチポストのアームに接続でき、5/8 インチや3/4 インチポストのアーム用の別売アダプタ(各2,400円)も用意する。