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JBL、リアスピーカーが分離してBluetoothスピーカーにもなるサウンドバー「BAR 1300MK2」
2025年6月5日 18:00
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドより、サウンドバーのフラッグシップモデル「BAR 1300MK2」をCCCグループのクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて6月18日10時より先行販売する。一般販売価格は228,800円前後で、クラウドファンディングでは、先着100名限定で18% OFFとなるSuper Early Birdや、先着150名限定で15% OFFするEarly Birdなどのプランを用意する。
クラウドファンディングの実施期間は6月18日10時から8月31日23時59分まで。実施に先駆けて5日より事前登録が開始される。配送は9月より順次。実施期間中は、二子玉川の「蔦屋家電+」や、SHIBUYA TSUTAYA内のGREEN FUNDINGブースにて実機も展示される。
サウンドバーから分離できる無線リアスピーカーを備えているのが特徴のモデルで、2023年に海外で発表された日本未発売の「Bar 1300X」の後継機。バー本体の左右が分離し、ワイヤレスリアスピーカーとして使える設計はそのまま、リアスピーカー部がBluetoothスピーカーとして使えるなどパワーアップ。サブウーファーも付属する。JBLのサウンドバーとしては初めてIMAX Enhanced認証を獲得したのも特徴。
サウンドバー部には合計19基のスピーカーを装備。リアスピーカー部にはそれぞれ4基ずつ、サブウーファーには200cm径デュアルウーファーを搭載し、合計29基のスピーカーで11.1.4ch構成を実現。従来のサウンドバーシリーズ同様、1スピーカー1アンプ構成で、各アンプ出力はそれぞれ50W。
サウンドバー単体の最大出力は950W。スピーカーユニットとチャンネル数の増加により、空間の音密度が飛躍的に向上した。
BARシリーズの基幹技術であるMultiBeamは3.0へとアップデート。壁や天井に放射される音のビームの強さと正確さが向上し、各チャンネルの音がより明瞭に、なめらかに繋がるようになった。これにより、リアスピーカーを分離しない、サウンドバーのみの使用でもより広く正確な音場再現が可能になった。
人の声の明瞭度を向上するPUREVOICEも2.0にアップデート。コンテンツからリアルタイムに音声信号を検出して、人の声の部分を強調する機能だが、2.0では、音量レベルや環境コンテンツの状況に合わせて補正強度をコントロールできるようになった。例えば、音量が大きい状態では元々人の声も聴き取りやすいため、声の強調を控えめに、小音量の場合はやや強めにかけられるようになった。
環境コンテンツも同様に、爆発音や轟音の鳴り響くシーンでは声の強調補正が強めに効き、静かなシーンでは控えめに、といった形でコントロールされる。その結果、一環したクリアでスムーズかつ自然なセリフやボーカルを楽しめる。
さらにこのPUREVOICEの技術を、轟音などに埋もれてしまう環境音や効果音にも適用するSmartDetailsを新たに搭載。服の擦れるようなかすかなサウンドや、荒野のなか風で舞う砂の粒子の音まで再現し、作品への没入感をさらに高めるとのこと。
ワイヤレスサブウーファーには、映画サウンドの土台となるLFE(低域効果)を強化するため、密閉型デュアルサブウーファー方式を採用。最大600W×2の合計1,200Wパワーアンプによる強靱な重低音再生が可能となったほか、BAR 1000のサブウーファーと比較して35%のサイズダウンを実現した。
進化した点で特徴的なのが、ワイヤレスリアスピーカー。従来同様バッテリー内蔵で、平日は装着したままサウンドバーと一体型で手軽に楽しめ、休日は取り外してリアスピーカーとして利用することで、没入感たっぷりのフルシアターサウンドを楽しめるコンセプトはそのまま、新たに大音量が出せない夜に手元スピーカーとして自分だけ迫力あるサウンドが楽しめる「ナイトリスニング」機能を搭載した。
また、リアスピーカー部を持ち運ぶことで、テレビから離れたキッチンなどでも、テレビの音が楽しめる「ブロードキャスト」機能を新たに装備。
サウンドバーとは別に、2台のBluetoothスピーカーとして使える機能も搭載した。2台セットでステレオ再生ができるほか、1台のみでモノラル再生も行なえる。Bluetoothスピーカーとして使用する際は縦置きにも対応し、カバー部にはフットパットが備えられている。リアスピーカー部の出力は左右それぞれ40W×4基で最大160W。連続再生時間は10時間。
着脱はスライド式となり、リアスピーカー部を上に持ち上げることで、片手でも簡単に外せるようになった。
今回、Dolby Atmos、DTS:Xに加え、JBLのサウンドバーでは初めてIMAX Enhanced認証を取得。専用のモードも備えており、IMAXの臨場感溢れる音を楽しめる。
HDMI入力3系統と、eARC対応のHDMI出力1系統を装備。そのほか、光デジタル入力、USB、LAN端子を備える。リアスピーカー部にもUSB-C端子を装備。電源ボタンやBluetooth接続などに使うボタンも備えている。
また、本体には音量や入力ソースなどの切替を行なった際に視覚的に把握しやすい有機ELディスプレイを搭載している。
HDMI CEC対応で、テレビのリモコンで音量調節などの操作が可能。スマホアプリ「JBL One」からも操作が行なえるほか、初期設定もイラストによる説明を見ながら順を追って進められる。
Wi-Fi6に対応したデュアルバンドWi-Fiを内蔵。AirPlay2やGoogleCast、Spotify Connectにも対応する。なお、Qobuz Connectは現状では非対応だが、アプリから再生機としてBAR 1300MK2を指定して再生することはできるとのこと。
新しくサウンドスケープ機能も搭載。「フォレスト」「レイン」「オーシャン」「シティーウォーク」の4種類の音をサラウンドサウンドで再生でき、日常生活の環境ノイズを緩和するとしている。登録しておくことで、付属のリモコンのハートボタンを押すことでそのまま再生できる。
本体デザインは凹凸を減らしたミニマルデザインを採用。前モデルよりも黒の締りを向上させることで、映像への没入感を高めたという。
外形寸法/重量は、サウンドバーが1,030(本体のみ)/1,404(リア装着時)×136×58mm(幅×奥行き×高さ)/5.9kg、リアスピーカーが片側202×136×58mm(同)/1.3kg、サブウーファーが315×275×277mm(同)/12kg。HDMIケーブル、AC電源ケーブル、サウンドバー壁掛けキット、サラウンドスピーカー壁掛けキット、サイドキャップが付属する。