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ズーム、約2万円の音楽演奏向けビデオレコーダ「Q2n」。ネット配信にも
2016年11月7日 16:39
ズームは、音楽の演奏などをフルHD動画と最高96kHz/24bitの音声で撮影できるハンディビデオレコーダ「Q2n」を11月より発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後(税込)。
“手のひらサイズ”の本体に、F2.0で広角160度のレンズを備えたカメラと、奥行きのある立体的なステレオ録音ができるXYステレオマイクを内蔵。映像は最高1080/30fpsのフルHDで、音声は最高96kHz/24bitで記録できる。フォーマットは動画がMPEG-4 AVC/H.264(MOV)、音声がWAV。カメラを使わずWAV音声のみ記録することも可能。
画質のシーン設定として、ライブハウス、ジャズクラブ、コンサートホール、リハーサルスタジオなど、音楽シーンを中心に10種類をプリセット。ステージ全体から演奏者の一人にクローズアップすることも可能な5段階の画角(FOV)設定も可能。
録音レベルを自動調整する3種類のオートゲイン(CONCERT/MEETING/SOLO)や、画質のオート設定を備え、RECボタンだけですぐに撮影をスタートできるシンプルな操作性を実現。単3電池2本で約2時間の録画ができる。
アコースティックギターを録音する場合は、ギターから3m離れた位置に置くことで、バランスの優れたステレオイメージで録音できるという。また、弦の響きやフィンガリングなどのニュアンスをさらに出したい場合は、Q2nをギターから1m以内に設置する方法を案内している。
動画は1080pの他に720pにも対応。フレームレートは30p/24pをサポートする。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカードで、最大128GBに対応。
オーディオ機器や外部マイクを接続できるステレオミニ入力端子も搭載。HDMI出力を備え、テレビなどに映像出力できる。ライン/ヘッドフォン出力を備えるほか、モノラルスピーカーも内蔵し、サウンドチェックに利用可能。1.77型のカラー液晶モニタを備える。
USB端子を備え、パソコンのWebカメラやUSBマイクとしても利用でき、Ustreamなどの配信にも使える。さらに、iPhone/iPadのUSBマイクとしても使用可能で、別売のLightning-USBカメラアダプタを使って接続可能。外形寸法は85.4×66×46.5mm(縦×横×厚さ)、電池を除く重量は92g。
別売で、Q2n用アクセサリーパック「APQ-2n」も12月下旬に発売予定。専用ソフトシェルケースや、ヘアリーウィンドスクリーン、マイククリップ・アダプタ、レンズカバー、レンズフード、USBケーブル、アクセサリ/マウントアダプタを同梱する。APQ-2nの価格は未定。