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YouTubeがHDR映像に対応。アップロードも可能

 YouTubeは7日(米国時間)、HDR(ハイダイナミックレンジ)映像に対応した。HDR対応テレビに、Chromecast Ultraを接続することで、YouTubeのHDR視聴に対応。また、2016年モデルのSamsung SUHD/UHDテレビが対応予定としている。

SDR映像(左)とHDR映像(右)

 HDR対応にあわせて、クリエータが作成したHDR映像がプレイリスト化されており、ハイライト豊かで正確な色表現、ハイコントラストな映像が楽しめるとしている。なお、YouTubeのHDR映像を、HDR非対応のディスプレイで視聴する場合、通常ダイナミックレンジ(SDR)映像として視聴できる。

 HDR映像のアップロードにも対応。アップロード可能なファイルは、映像コーデックがH.264で、最高2160p(4,096×2,160ドット)まで、フレームレートは、24/25/40/48/50/60などをサポート。色域はRec.2020とRec.709、EOTF(明暗のトーンカーブに調整する処理)は、HLGとPQ(SMPTE ST.2084)。

 ファイルコンテナは、MOV(H.264 10bit、ProRes 422/4444、DNxHR HQX)、MP4(H.264 10bit、DNxHR HQX)、MKV(H.264 10bit、VP9 profile 2、ProRes 422/4444、DNxHR HQX)。HDRオーサリングツールは、Davinci Resolveが推奨されている。