アキュフェーズ、究極を目指したフォノイコライザーアンプ「C-57」

C-57

アキュフェーズは、究極のフォノイコライザーアンプを目指して開発したという「C-57」を5月上旬に発売する。価格は825,000円。入力から出力までフル・バランス伝送を実現している。

プリアンプやパワーアンプなどで培ってきた技術を融合させ、フル・バランス伝送を実現。カートリッジの特性に合わせ最適化したMC/MM専用ヘッド・アンプと、高精度イコライザー・アンプを組み合わせ、正確なイコライザー特性を実現した。

さらに、MCヘッド・アンプに新たに「ANCC」(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)を搭載。主アンプの入力信号と出力信号を比較し、主アンプで加わったノイズや歪みを打ち消すもので、フォノイコライザーアンプの特性に合わせてカスタマイズしたものを搭載している。

プレーヤーとのバランス接続を可能にするMC専用フォノ・バランス入力端子も搭載。3系統のフォノ入力も備える。また、入力ポジション毎に機能設定を記憶できる。

出力はバランス/ライン 2系統。バランス出力用の極性切替スイッチも備えた。

RIAA偏差±0.3dBの高精度イコライザー特性も実現。MCで7種類、MMで3種類の豊富な負荷インピーダンス(MC:10Ω/30Ω/60Ω/100Ω/200Ω/300Ω/1kΩ)(MM:1kΩ/47kΩ/100kΩ)に対応する。

負荷変動に強い低雑音安定化電源回路を搭載した。大容量25V/15000μFのフィルター・コンデンサーや、左右独立高効率トロイダル電源トランスも使われている。

筐体にはアルミ材ヘアライン仕上げのトッププレートを採用。サイドパネルは自然木本木目仕上げ。振動減衰特性に優れたハイカーボン鋳鉄製インシュレーターを採用。OFC導体5芯構造の電源ケーブル「APL-1」が付属する。