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GRADO、最高級ジャラ材削り出しで約40万円の最上位カートリッジ「Statement2」
2016年12月5日 16:21
ナイコムは、米GRADOのアナログカートリッジフラッグシップモデル「Statement2」を12月12日に発売する。MI型で、価格は398,000円。
「(前モデル)Statement1の生産停止から2年経ち、長年培ってきた技術を全てを注ぎ込んだ」という。オーストラリア産の最高級ジャラ材から、ニューヨークのGRADO工場で手作業で削り出している。
新たに設計された磁気回路を1つの塊とすることにより、シャーシのレゾナンスを大きく低減。これにより、ジェネレータ/スタイラス機構は交換不可となっており、「優れた周辺機器と共に使用されることを推奨する」という。
4本のポールピースに、新たに設計を見直したコイルを使用。精緻に組み上げあげれた非常に実効質量の小さい発電システムで、ボロンカンチレバーと独自の基準をクリアしたダイヤモンド針を採用。出力は1.0mV。
音の傾向は、「低音域はソリッド、パワフルそして厳然としており、中音域では豊かで複雑、そして音源が高い確度でリスナーの耳に提供される。トップエンドへと至る高音域は、まるでそのスピード感と卓越した優美さがが永遠と伸びていくように感じられる」という。
針交換の費用は280,800円(税込)。周波数特性は8Hz~70kHz、チャンネルセパレーションは45dB(1KHz)。適合負荷は47kΩ。出力は1.0mV。適合針圧1.5~1.9g。重さは6.5g。