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新製品体験や修理などソニー“α”ユーザーをワンストップで支援する「α Plaza」が全国に
2016年12月8日 14:49
ソニーマーケティングは8日、ソニーストアの銀座、大阪、名古屋、福岡に、デジタル一眼カメラ・αユーザーの活動をサポートする「α Plaza」をオープンした。来年春にオープンするソニーストア札幌にも展開。製品体験をはじめとした購入前のコンサルティングから、メンテナンス、セミナーなどの購入後のサポートを充実。作品を発表するギャラリースペースも設けるなど、創作活動をワンストップで支援する施設となる。
対象は一般ユーザーからプロのフォトグラファー、ビデオグラファーまで。一般のユーザー向けには、αのメンテナンスサービスや、写真の撮影方法などが複数回のコースで学べるαアカデミー、テーマに合わせたセミナー(有料/無料は内容によって異なる)などを実施。
αユーザー向けには新製品体験、テクニカルアドバイザーによるコンサルティングとして、使い方相談、メンテナンス相談が受けられる。また、ギャラリースペースも用意する。
プロ向けには、カメラの修理や修理期間中の代替機手配、機材の試用サービスなど、手厚いサポートが受けられる有料の「ソニー・イメージング・プロ・サポート」を展開する場にもなる。
ソニーマーケティングの河野弘社長は、全世界におけるデジタルカメラ市場が金額ベースで緩やかに右肩下がりする中、高級コンパクトではRX100シリーズが、レンズ交換式ではフルサイズ機がそれぞれ牽引し、ソニーのカメラビジネスは「かなり元気であり、大きく成長している」と説明。
さらに、ユーザー層の変化として、「αを使われるプロの方々が実感としてかなり増えている」とし、2014年5月にスタートした「ソニー・イメージング・プロ・サポート」の会員数が、2015年のα7R II、α7S II発売以降に急速に拡大、2016年12月現在は、前年同期比約2倍の加入数になっているという。
「主に、雑誌や広告など商用写真を中心に撮影しているプロの方の会員数が増加している。また最近では、通信や報道系のカメラマンの方が、今までは静止画を撮られていたが、インターネットで動画を流すので動画撮影も必要が生まれ、α7Sシリーズを選んでいただくケースが多い。感覚的だが、日本でも3割程度、海外ではもう少し高い比率で動画用に使っていただいている」という。
こうした状況を踏まえ、これまで銀座だけで提供していたソニー・イメージング・プロ・サポートを、大阪、名古屋、福岡、札幌でも展開していく。「(αシリーズの新製品を)ちょっと使ってみたいというプロの方に貸出を行なったり、動画撮影に必要なものをパッケージとして貸し出すといった事も可能」とのこと。
一般ユーザー向けのセミナーも強化していく予定。従来は静止画の撮影テクニックなどを、1回1回のセミナー形式で有料/無料で実施していたが、「来年の春にはそこからワンステップ上げて、プロに近いような写真を撮りたいというパッションをお持ちのハイアマチュアの方々に向けて、何回かのコースで展開する“アカデミー”というプログラムも実施しようと検討している。無料のセミナーも継続しながら、そのもう少し上もカバーしていく形になる」という。
河野社長は、「ソニーのビジネスにおける、αの重要性をずっと申し上げているが、おかげさまで業界内での勢い、そしてポジショニングも強くなってきた。今後、α Plazaをソニーの想いや挑戦をしていく場、そしてお客様と触れ合う場として、ワンストップで利便性の高いサービスを展開する。全てのユーザーの創作活動を支援していくものであり、(勢いを増す)商品力についていく形で、サービスも充実させていく」と、今後の意気込みを語った。