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なぜ楽天モバイルがドローン? 「Mavic Pro」などDJI製品を販売。分割払いも

 楽天は、MVNOサービス「楽天モバイル」のアクセサリーラインナップ「R Mobile SELECT」において、DJI JAPANのドローン「Mavic Pro」とスマートフォン用スタビライザー「Osmo Mobile」を12月9日10時から、同社オンラインショップで販売する。価格はMavic Pro Fly More コンボ単体で144,259円。楽天モバイルのSIMカードやスマホと同時購入での割引も用意されている。

楽天モバイルが販売するDJIのMavic Pro

 Mavic ProはDJIの最新ドローン/フライングカメラで、収納時はペットボトルサイズになるコンパクトサイズが特徴。コンパクトながら、4つのビジョンセンサー、3軸ジンバルを搭載し、カメラは4K解像度での撮影が可能。ジンバルによって滑らかな撮影が可能で、ビジョンセンサーを駆使することで障害物を自動で避けたり、障害物を判別して停止したり、安定した飛行ができる。

飛行中のMavic Pro
主なスペック
折りたたむとコンパクトなサイズで収納性が高い
Mavic Proのカメラの画面。中央上部に「2.0M」と表示され、障害物の高さを認識している
この状態だと、どんなにコントローラーで前進させようとしても、障害物回避のためにドローンは停止したまま

 人物や動物などのさまざまなものを認識し、追尾することが可能で、前進・後退しながら撮影するトレースモードや併走するプロフィールモード、被写体に照準を合わせ続けるスポットライトモードが用意され、常に被写体を撮影し続けられる。

カメラで人物を検出したところ
操縦者(後方)が手を離しても、自動で被写体を追跡して撮影してくれる

なぜ楽天モバイルがドローンを?

 DJI自身が販売するMavic Proは人気のため品薄状態が続いているが、楽天が確保した台数も「多くはない」(楽天モバイル事業チーフプロダクトオフィサー黒住吉郎氏)という。MVNO事業として携帯電話サービスとスマートフォンを販売する楽天モバイルのアクセサリーとして、ドローンの取扱は唐突な印象があるが、黒住氏は、Mavic Proがスマートフォンで操作するドローンであり、ドローン操縦中はスマートフォンが使えなくなる点を指摘。「メイン回線とは別に、もう1つの回線を使うと、ストリーミングもできるし、より便利になる」と話す。

楽天モバイル 黒住吉郎氏

 楽天モバイルのキャッチコピーが「ちょっといいモバイル、もっと楽しい毎日。」ということからも、毎日を楽しくできる製品がMavic Proであり、楽天モバイルの回線とスマートフォンを追加することで、よりMavic Proを楽しくできる、という観点で採用したという。

 価格は一括払いで144,259円。スマートフォンセットも用意し、ファーウェイの「honor 8」にSIMをセットした場合、13,000円引きとなる174,059円で提供。「HUAWEI P9 lite」とSIMセットでは13,000円引きの161,239円、ZTE「Blade E01」とSIMのセットでは、端末代が実質無料になる12,800円引きの144,259円で販売する。いずれも24回の分割払いにも対応。

端末やSIMとのセット販売も実施

 SIMのみのセット販売もあり、容量10GBまでのプランであれば月額基本料を3カ月間無料化する特典も付けて、144,259円で販売。こちらも24回の分割払いに対応する。

 Osmo Mobileは、スマートフォン向けのスタビライザーであり、スマートフォンとの関連性が高いことからもアクセサリーとして採用。こちらも9日10時からの発売で、価格は32,400円。

Osmo Mobile

 黒住氏は「チャレンジ精神を忘れず、重的な商品を紹介して、もっと楽しい毎日を提供する役割ができれば」と話し、今後もスマートフォンだけでなくさまざまなアクセサリーを積極的に展開していきたい考えだ。