ニュース
'16年テレビ新製品は半数が4K、主流は40型台に。11月トップはパナ。BCN調査
2016年12月28日 14:06
BCNは28日、'16年1～11月までの液晶テレビ販売動向について、POSデータの集計を元にした調査結果を発表した。'16年に発売された液晶テレビ新製品のうち4K対応モデルが49.2%となり、4Kの台数構成比は11月時点で約3割と、市場の4K化が進んでいる。
液晶テレビの売れ筋は'16年5月以降は30型台から40型台に移っている。40型以上前年からの台数伸び率が2ケタ増で推移し、台数構成比率は5割近くまで拡大した。
'16年11月時点の市場全体に占める4Kテレビの台数構成比率は約3割超。40型以上の大型4Kテレビでは、'16年1月以降は160～250%と連続して高い伸び率を維持し、市場全体に占める台数構成比率は約6割に達している。
4Kテレビを展開する国内メーカー4社(シャープ、ソニー、パナソニック、東芝)の台数シェア推移を見ると、'16年前半はシャープとソニーが首位争いを展開。6月にパナソニックが「DX600」シリーズと「DX750」シリーズの40型台が売れてトップシェア(29.8%)についた。その後シャープとソニーが首位を競り合うも、11月は「DX850」49型の販売増でパナソニックが再び首位についた。東芝は9月以降シェアを落としており、11月のシェアは15.3%。
’16年に発売された液晶テレビの製品数は、現時点で118製品。そのうち58製品が4K対応で、台数比率は49.2％。国内4社の4K比率を見ると、ソニーは17製品中13製品が4K対応で、76.5%と最も高い。東芝は53.8％(13製品中7製品)、パナソニックは40%(35製品中14製品)、シャープは33.3％(24製品中8製品)。
