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CES 2017が5日開幕。ソニーやパナソニックなど'17年の注目製品と新技術が集結
2017年1月4日 00:00
世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2017」が米国ラスベガスで1月5日～8日(現地時間)に開催される。会場はLas Vegas Convention Center(LVCC)と、Westgate、Mandalay Bay Resort & Casino、The Venetian、Las Vegas Sands。主催はConsumer Technology Association (CTA/全米民生技術協会)。
ソニーやパナソニックなどが4日に会見
開幕前のプレスカンファレンス開始は、例年よりも1日前倒しとなる米国時間3日から始まり、Qualcommが3日14時(日本時間の4日午前7時)から会見を行なう。最も開催が集中する4日は、LG(日本時間5日午前1時)、パナソニック(同3時)、カシオ(同6時)、Samsung(同7時)、ソニー(同10時)らがそれぞれ会見を行ない、'17年に登場する新製品や新技術などが発表される見込み。
ソニーは会見の模様をUstreamでライブ配信することを予告している。また、パナソニックはCES 2017専用サイトを開設。「Smart Home」、「Smart Mobility」、「Smart Entertainment」、「Future Tech Lab」といったテーマを軸に、動画などで紹介している。
Samsungは、開幕に先立ち、UHD Blu-rayプレーヤーの新機種「M9500」を発表。音声をBluetoothヘッドフォンなどに伝送できる「Private Cinema」モードを新たに搭載したほか、BD映像をモバイル端末で楽しんだり、ユーザーが撮影した360度動画/写真をテレビなどで表示できる機能なども備える。
この他にも、Samsungは32bit音声対応のワイヤレススピーカー「H7」や、サブウーファも内蔵したサウンドバー「MS750」、Quantum Dot(量子ドット)採用で27型/31.5型、2,560×1,440ドットの湾曲型液晶ディスプレイ「CH711」などをCESで披露する予定。
LGは、プレミアムブランド「LG Signature」の有機ELテレビや、スマホでコントロールできる生活家電「SmartTinQ」を含むIoT製品などを、プレスカンファレンスで紹介すると予告している。
ハイレゾ特設ブースや、自動運転などオートモーティブ最新技術も
オーディオ関連は、ホテルのThe Venetian近辺を中心に出展。ハイレゾプレーヤーなどのAstell&Kernや、オンキヨー&パイオニア、パナソニックのテクニクス(Technics)ブランドなどが出展する。ゼンハイザーやオーディオテクニカ、Audezeなどは、LVCCのSouth Hallにブースを用意する。なお、LVCCには共同ブースの「Hi-Res Audio Pavilion」が設置され、各社のハイレゾ関連製品が数多く登場すると見られる。
例年、自動車関連の出展が多いLVCCのNorth Hallでは、パイオニアが自動運転社会に向けて開発を進めている技術や、「クルマのコネクテッド化」を実現するカーエレクトロニクス製品を展示。「自動運転レベル3」を想定した“コンセプト・コックピット”を参考出展し、自動運転のための走行空間センサー「3D-LiDAR」や、AR表現による直感的な情報提供ができるヘッドアップディスプレイ、ドライバーの眠気予兆を検知するドライバーモニタリングシステムなどを、シミュレーターで模擬運転しながら体験できるという。
また、同ホールにはJVCケンウッドもブースを構え、DSDを含むハイレゾ音源や、Apple CarPlay、GoogleのAndroid Autoなどに対応したカーAV新製品が登場。英国マクラーレン・オートモーティブと2016年にテクノロジー・パートナー契約を締結したことに関連し、参考展示として、マクラーレンのレース用車輌「570S GT4」が展示される。自動車関連以外に、Bluetoothヘッドフォンや、4K/HDR対応D-ILAプロジェクタの新モデルなども展示される。
基調講演は、4日のNVIDIA社長兼CEO Jen-Hsun Huang氏を皮切りに、HuaweiのコンシューマビジネスグループCEO・Richard Yu氏(5日)、日産自動車のカルロス・ゴーン会長兼社長(5日)、QualcommのSteve Mollenkopf CEO(6日)、スポーツウェアなどのUnder ArmourからKevin Plank CEO(6日)も登壇する。
AV Watchでは、CES 2017の模様を順次レポートする。
